OK-Info

2017年1月よりスタートしたオリエンテーリング関連のニュースサイトです。関東を拠点に、手の届く範囲でですが大会記事などをお届けしていきたいと思います。

Adv'19-01_OKリーグ2019 中間順位発表(12月時点)&今年度の特別賞情報!

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関東地域クラブ対抗戦としてなかば勢いで始めてしまったOKリーグ。2年目となる今年はどのような結果となるだろうか?
全27戦(+α?)を予定しているリーグも既に18戦が終了している。
まずはここまでのリーグ成績を振り返ってみよう。

 

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優勝争いは入間市OLC、ES関東クラブ、京葉OLクラブの三つ巴。その中でも、昨年の覇者:入間が一歩抜け出す格好となっている。

現在首位の入間市OLC。その強さは、何といっても幅広い層で得点を稼いでいくこと。Eクラスでもそこそこ点が稼げるが、高年齢クラスでも安定して点数が取れるため、まず崩れることがない…。そして、ひそかにカウントしている「OKリーグのべ参加者数」でも310人と圧倒的な数値を誇る(ちなみに、参加者数2位は京葉の190人)。関東のオリエンテーリング界を最も盛り上げている地域クラブと言っても過言ではない。
佐藤遼平の38点、海老沢正の36点、小林二郎の35点を始め、高得点者が多く存在する。

2位ES関東クラブと3位京葉OLクラブはどちらも一進一退の攻防を繰り広げている。昨年3位からは順位アップ。入間とは60点以上の差がついているが、残り9戦次第ではまだ逆転の目もなくはない。京葉はEクラスに強い印象があり、うまくはまった時の得点力は入間、ESをもしのぐ印象がある。ここまで挙げた3クラブは、新入会員も順調に獲得して、傍目にも勢いに乗っていると分かる状態だが、それがリーグ成績にも表れている。
個人成績としては、ESは橘孝祐の45点、杉本光正の42点、京葉は寺垣内航の52点、稲毛日菜子の35点などが目立つ。なお、寺垣内が現在の個人成績トップ、橘が2位となっている。

4位は上尾OLクラブトータス。上尾は今年度だけでも4回の大会運営を行い、運営点だけで100点を獲得している。これだけの数運営をこなすのは見事という他ない。しかし、運営だけではなく競技面でも昨年より得点を稼げているようだ。昨年13位だったが、現時点で大躍進となっている。三好暢子の27点が個人最高得点。
トータスは第5戦東大OLK大会から途中参戦ということで、やや出遅れてしまったもののこの順位はさすがというところだ。AsJYOCの運営点70点が入っているのも大きい。尾崎弘和の37点が個人最高得点。

6位はこれもまたタイで練馬OLCときわ走林会。練馬OLCも新入会員の獲得により大幅に強化に成功している印象である。昨年12位だったが、こちらも大躍進といえる。個人成績では谷口文弥の20点などが光る。
ときわ走林会は、今年はやや苦しい展開が続いていたが、先日の全日本リレー前日ミドルの運営点により一気に順位を上げた。昨年もスロースタート気味な印象だったときわは、今年も冬場に得点を伸ばしてくるかもしれない。個人では、勝山佳恵が20点を獲得している。

8~11位は、多摩OL、横浜OLクラブ、東京OLクラブ、サン・スーシがわずか13点の間にひしめいており、順位の変動が激しい。多摩とサンスーシはこの後運営点による大量得点も予定されており、ここに比べると横浜と東京は苦しいか。
横浜は筆者(編集長)が所属しているクラブなので気になっているのもあるが、どうも順位が得点対象の「次点」になって点数を逃すもったいない展開が多い気がしている…。今年はクラブとしての大会開催はなさそうだが、1/12には28年ぶりにリメイクしたフォレストテレインでの練習会(@横浜市)が予定されているとか。個人成績では森竜生の32点が光る。
東京はベテランの実力が安定しており、どんな大会でもそれなりに安定した点数を獲得していくのが特徴。僅差のクラブが崩れた場合、上の順位に躍り出ることもあるだろう。小泉辰喜の36点、藤生孝志の35点、この2人が安定の立役者か。
多摩は秋の全日本ロングで40点という大量得点を挙げ、一発の力があることも示している。恒例のジュニアチャンピオン大会は今年は2月初頭の開催である。児玉拓の28点が最高得点。
サンスーシは今年はCC7欠場により大きくリーグ点数を落としてしまったが、最近のリーグ得点は高い水準で獲得している。2月末のサンスーシ大会は人工障壁を設けてのスプリントとなるようである。現状リーグ最終から2番目の大会ということで、接戦のクラブが参戦している場合は、大会はさらに熱を帯びそうである。入江崇の26点、大場隆夫の24点などが高得点。

12位の静岡OLCは、地理的要因もあってか少し上と点差がついているが、秋の終わりには伊豆大島と全日本スプリントで高得点をあげ、まだ上の順位が狙える位置にいる。冬場のリーグ対象大会は、地理的に近い静岡県の大会が2つ、神奈川県の大会が2つあり、ここで多人数を送り込めた場合は順位を上げられるかもしれない。最高点は田濃邦彦の19点。

13位のみちの会は、リーグ参加者数こそ下から2番目ののべ42人だが、精鋭がそろっており得点力は高い。各クラスで上位を取りたい選手の「壁」となる役割としても存在感を放っている。個人最高得点は皆川美紀子の42点。全選手でも3位の得点だ。

14位のワンダラーズは今年新規参戦。参戦に伴い、2月に運営する八景島パークOがリーグ対象となっている。「あの八景島で大会が」ということで、注目度も高いとか。今井栄の32点は高得点として光っている。

残念ながら現在最下位となっているのはじゃじゃじゃOC。岩手のクラブなのに、遠方から参戦してくれた意気は大変ありがたいものである。地理的要因は相変わらず厳しいものがあるが、もう一花咲かすことはできるだろうか!?

各クラブの状況について記載してみたが、今後の見どころは

・優勝争い! 入間が逃げ切るか、ES・京葉が驚異的な追い上げを見せるのか⁉

・4位から11位の大混戦。順位が頻繁に変動する中、最後に抜け出すクラブはどこか!?

というところだろうか。

 

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さて、まだまだ熱くなりそうなリーグ終盤戦だが、いくつか注目大会を取り上げたい。

◆第20戦 1/5(日) 第24回千葉大大会

年始最初のリーグ対象大会。台風15号の被害により当初予定していたテレインで開催ができなくなったが、テレインを変更して開催にこぎつけた。
午前は個人スプリント競技、午後にはリレー競技という濃密な内容だが、午後の部もリレー競技はリーグ対象となる。クラブ対抗リレーの前哨戦としてもいかがだろうか?
ちなみに、エントリー締切は12/17(火)と間もなくである。

※午前は通常通りの配点とし、午後のリレーの配点はそれほど大きくはしない予定です。配点はエントリー数に応じて決定します。

◆第21戦 1/19(日) 第40回早大OC大会

伝統ある早大OC大会も、ついに開催40回の大台を迎えた。
おそらく、リーグ終盤戦で最大規模の人数を集める大会となるだろう。ここで入間が大活躍した場合、入間の優勝はほぼ確定となるだろう。京葉・ESのどちらかが優勝するには、この大会で入間を抑え込むことが必要となる。
ちなみに、通常エントリーは締め切られたが、遅れエントリーが行われている。申し込み忘れた! という方はぜひ活用したいところだ。

◆第25戦 2/16(日) 第24回クラブ対抗リレー

もともとがクラブ対抗の大会ということで、必然的にOKリーグとしても大一番となる。配点が他の大会よりも高くなる可能性があるので、リーグ参加クラブのみなさまは留意されたい。昨年同様「総合順位」にも点数がつくため、この大会の総合優勝を狙うことが、そのままリーグの高得点を狙うことにもなる。

※配点はエントリー数に応じて別途決定します。

◆第27戦 2/29(日) 第9回KOLC大会 

現時点で、この大会がOKリーグ2019の最終戦となる予定である。テレインは「あの」筏場(いかだば)である。筏場についてよく知らない方は、こちらのOK-Infoの記事を参照されたい。

okinfo.hatenablog.com

ちなみに、この記事は今のところOK-Infoで最も読まれた記事になっている。
日本屈指の難テレイン、まさにリーグ最終戦にふさわしい舞台と言えよう。

なお、OKリーグ参加クラブが年度内に新たに大会開催を宣言した場合、場合によってはリーグ対象大会が増えることがあるのでご注意いただきたい。

 

全27戦を終え、OKリーグ2019を制するのはどのクラブになるのか⁉
そういえば、今年は賞品も増えたらしいので、ぜひとも狙っていただきたい。

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クラブ表彰の賞品はCC7参加費値引きを予定している。

▼総合成績表彰
総合成績1位~3位のクラブを表彰します。

…とはいえ、入間・ES・京葉の受賞でほぼ確定という状況。その他のクラブにとってはあまり頑張りがいがないな…という声にお応えして、以下2つの特別賞を新たに用意した。なお、特別賞は総合成績への加点は発生しないものとする。

▼特別賞①:敢闘賞
総合成績4位のクラブを表彰する。

現在、4位~11位は大混戦状態。終盤戦を制して、この混戦から抜け出すクラブは、果たしてどこなのか!?

▼特別賞②:躍進賞
昨年度から総合順位が最も上がったクラブを表彰する。
※総合成績表彰、敢闘賞とかぶった場合は、対象外となる。
※複数クラブが該当した場合、昨年度から総合得点が最も上がったクラブが対象とする。

ちなみに、昨年度との順位比較は以下の通り。

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上尾か練馬が有力だろうか?
場合によっては、多摩、静岡あたりの受賞もあり得るかもしれない。

 

…そして、ここでもう一つ重大発表が。

なんと、今年は 個人表彰を実施!

今のところ、男女別に1~3位を表彰、もしくは男女合わせて1~3位表彰辺りを予定しており、賞品として、JOYで使える数千円分のポイントを検討中。(表彰対象どうするかは予算次第ということで)
気になる個人成績だが、上位50名は以下の通りとなっている。

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終盤戦は個人得点の行方も見逃せない!
冬場なのに熱い戦いが繰り広げられるOKリーグ。関東地域クラブの方はもちろん、関東外の方や学生のみなさんもご注目ください。

[Writeryi+]

 
…ところで、この記事は2019年の裏アドベントカレンダーの12/16分だったりするのだが、12/6分はもうちょっと続いたりします。

↓第2部へ続く

okinfo.hatenablog.com