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2017年1月よりスタートしたオリエンテーリング関連のニュースサイトです。関東を拠点に、手の届く範囲でですが大会記事などをお届けしていきたいと思います。

#44_圧倒的非日常オリエンテーリング - 天王洲アイルナイトO

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6日、東京都品川区の『天王洲アイル』で「天王洲アイルナイトO練習会」が開催された。計時は行われなかったが、各人のストップウォッチ機能での計測では、松尾怜治(東大OLK)がトップだった模様。

5年計画の3年目

天王洲アイル』は天王洲公園と東品川会場公園に橋でつながり、それに加えて驚くべきことに天王洲アイル駅周辺のビル群が中心となっている。階段、橋、歩道橋などアップダウンが多くあり、地図の見た目以上に非常にテクニカルなテレインとなっている。

実は『天王洲アイル』での「スプリント大会」の開催は5年計画である。現在計画の3年目にあたる。1年目は地元のイベントに参加する形でフォトO街歩きを開催(詳しくはこちらの記事を読んでいただきたい。

http://www.orienteering.com/magazine/2016/06/06_shinagawa-unga.pdf)。

2年目にはフラッグ付きでの開催。その中で『天王洲アイル』エリアの渉外のつながりを得た。今回関東ナイトOツアーに後押しされる形で、ナイトO・計時なしという形での開催となった。コントロール位置も事前の渉外チェックをうけての開催であった。今回の練習会の成功(=問題が何もなかったこを渉外先に伝えて、次回はナイトではないスプリントにしたいとのこと。徐々に地元・ビル群の管理者と渉外を広げ、信頼関係を築いていくことに尊敬の念を抱かずにはいられない。すでにorienteering.comには次回予定の日程掲載がされている(2018年2月11日)ので、楽しみにしておきたい。

 

土砂降りの中のアーバンナイトO

天気はあいにくの土砂降りで気温も低くコンディションは悪かったが、それにも関わらず60人ほどの参加者が訪れた。レース前は「本当に行われるのか」「寒くて走りたくない」「なぜ来てしまったのか」と口にはしていたものの、「でも、やっぱり非日常的なオリエンテーリングを楽しみたい」という奇妙な一体感に包まれていたように思う。会社帰りの人が怪奇な目で私たちを見ていたが、レース後に出走者にコメントをいただいたところ、多くの人が「テクニカルで楽しい」、「エキサイティングだった」と大好評であった。

『金曜の夜に、都心近くのテレインで行うナイトオリエンテーリング練習会です。
天王洲アイルを舞台にした街中スプリントがついに実現!
計測は行わない割切った運営ですが、こんな所でオリエンできるのかというコースを用意してお待ちしています』
という広報文の通りであった。

参考記録は松尾選手が1位であった。足元が滑りそうだったので適切なスピードで走り続けられるようにしたということだ。

▼レース後の参考記録ベスト5 (敬称略)
1位 松尾怜治17:08
2位 佐藤遼平17:45
3位 竹内元哉18:36
4位 平山遼太18:48
5位 結城克哉18:50

 

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スタート地区の様子(みんなびしょびしょ)

 

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出走直後の様子 こんなところをスプリントできるなんて!

 

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松尾のルート図

天王洲アイル ナイトO練習会
https://japan-o-entry.com/event/view/84

 

 [WriterDeru]