5月20日、栃木県日光市「『日光所野』にて筑波大学の部内杯「あけぼの杯・あかつき杯」が開催された。この部内杯は例年この時期に公開ロング練習会として開催されているが、今年は部内の日本代表選手壮行会を兼ねての開催となった。
今回のテレインは関東のオリエンティアにはおなじみの『日光所野』。当日は真夏日に迫る気温となったが、さすが日光というべきかこの時期でも藪は薄く、参加者はロングらしいタフなレースを爽快に楽しむことが出来たようだ。
筑波大学は今年度の日本代表選手を5人輩出しており、その全員が部内杯で入賞して結果でその実力を示していた。中でも、今回のレースで国内トップ選手である寺垣内選手に4分差と迫ったJWOC代表の小牧選手、なぜか男子クラスにエントリーしていた上にきっちり3位入賞したWUOC代表増澤選手は特筆すべきだろう。
また、代表選手以外で唯一部内入賞した河北選手は、賞品に腹筋ローラーを受け取り「これでガンガン鍛えて来年こそ優勝するぞ!」と今後に向けた意気込みを語っていた。
MA代表選手のルート図
WA代表選手のルート図
また、日本代表選手5人に、夏に迫る海外遠征へのインタビューを行った。
◯JWOC代表 小牧 弘季 (生物資源学類2年)
「JWOC代表に選ばれたということで非常に嬉しい気持ちでいると同時に、『出場した』だけで終わりたくないなという気持ちがあります。皆さんの期待に応えれるよう、ちょっとびっくりするような結果が出せればいいと思っています笑。頑張ります!」
◯JWOC代表 佐久間 若菜 (芸術専門学群2年)
「海外のテレインもすごい楽しみなので、今日のレースみたいに変なルートにならないために、プランがちゃんと立てられるようにしっかり反省して、これからもオリエンテーリングを楽しみながら頑張ります。JWOCでは特にミドルを頑張ります!」
◯JWOC代表 宮本 和奏 (地球学類2年)
「今年でJWOCは4回目で、ついに最後の出場機会となりました。自分がいい結果だと思えるよう、今までより1つでも上の順位を出せるように、全力で走りたいと思います。応援よろしくお願いします」
◯WUOC代表 増澤 すず(比較文化学類2年)
「去年(JWOC@フィンランド)は海外に行って、走って、『あー終わっちゃった』って感じでしたが、同じフィンランドで開催となる今回のWUOCはちゃんと目標を持って、しっかり自分の納得のいくレースができるように頑張ります!」
◯WOC代表 山岸 夏希(体育専門学群4年)
「去年1年間は代表として海外遠征にいかなかったのですが、その時『やっぱり世界で戦う舞台にもう一回立ちたい』と思い今回チャレンジをしました。WOCでスプリントを走るのは初めてですが、せっかく出るなら結果を狙って貪欲に頑張っていきたいと思います。」
今年の世界選手権は下記の日程で開催される。彼らが世界を舞台に地図上に描く軌跡に期待したい。
◯JWOC(ジュニア世界オリエンテーリング選手権大会)@ハンガリー:7/7-15
◯WUOC(世界大学オリエンテーリング選手権大会)@フィンランド:7/17-21
◯WOC(世界オリエンテーリング選手権大会)@ラトビア:8/2-11
▼あけぼの杯・あかつき杯
https://japan-o-entry.com/event/view/126
▼成績速報(Lap Center)
https://mulka2.com/lapcenter/lapcombat2/index.jsp?event=4590&file=1
[Writer:Mt. T]