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#138_ 阪神奈がついに合同で大会開催! - 第1回阪神奈大会day1

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2/22(土)、大阪府吹田市大阪大学吹田キャンパスで第1回阪神奈大会day1が行われた。最上位クラスのLongクラスは上島浩平(GROK)が制した。当日は生憎の雨の中ではあったが、難易度の高いキャンパスと知られる阪大吹田キャンパスを、250人以上の参加者が駆け抜けた。

 

阪神奈大会は今回が第1回大会。これまでに阪大大会や神大大会は何度か行われたことがあるが、阪神奈の3校合同の運営で大会が行われるのは初となる。

阪大の片岡によれば、阪神奈は地図作成技術やそこから得られるオリエンテーリング能力、阪神奈全体としてのまとまりが足りていないと感じたようである。そこで「阪神奈」として大会を開くことで地図作成やクラブのまとまりを得られると考えたことが阪神奈大会開催につながったようだ。

例えば大会役員の重役(1日目)を見てみても、実行委員長に奈良女大の小笠原、運営責任者に阪大の吉田、競技責任者に神戸大の豊田と3校それぞれから出ている。このあたりからも阪神奈で大会をやることの意義、まとまりというものが見て取れるように感じる。

 

大阪大学吹田キャンパスは大学キャンパス単体として関西圏最大の面積を誇り、細かな建物、地下通路や螺旋階段の存在など、オリエンテーリング難易度の高いキャンパスとして知られる。

 

そんな吹田でのスプリントを2位と16秒差で上島浩平(GROK)が制した。

上島は今回のスプリントに関して、「次々と視界が変化し、常に一歩先を予測し続けるナビゲーションの醍醐味が味わえるスプリントでした。スプリント好きとしては、これだけ難解なテレインを初見で楽しめることがとても嬉しいです。」と話してくれた。

 

2位には桃井陽佑(慶應義塾大学)が入った。1位の上島もKOLC出身であるが、2人とも関東の大学キャンパス難テレインとして知られる「名教自然」(横浜国立大学)で鍛えられており、難しいキャンパススプリントに対する対応能力はやはり高いのかもしれない。

 

今回の阪神奈大会day1コースプランナーの萱尾がインタビューで「大胆なルートチョイス、細かい場所の地図読みを問うコースを提供できるようにした。つなぎのレッグはなるべく作らないようにした」と話してくれた通り、全体を通して高負荷なナビゲーションを求められるコースであった。

 

萱尾は難易度が高く、ルートチョイスが分かれそうなレッグとして2→3や9→10をあげてくれた(ルート図参照)。2→3では上位3人の中で上島、長縄(静岡OLC)は比較的レッグ線に近いルートを取る一方、桃井は距離が長くなるもののナビは容易で先読みができる道走りを選択しているのが興味深い。

 

2本目として走れたextraコースは阪大初代総長である長岡半太郎銅像を間近で楽しめるコースとなっていた。また、体育館内ではスプリントエクササイズが開催されており、雨の中でも楽しむことができた。

 

 

 

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上島ルート図

 

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桃井ルート図

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長縄ルート図

阪神奈大会day2の様子については次回の記事でお届けする。お楽しみに。

 

公式webサイト
https://sites.google.com/view/hanshinna1st

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