まもなく2020年が終わり、新しい年がやってくる。
2020年は、オリエンテーリングも国内外問わず多くの大会が中止もしくは延期となり、大変な1年となった。一方で、例年に勝るとも劣らない多くの魅力ある大会も開催され、多くの人が楽しんだ。
そんな2020年の大会を、OK-Infoの記事を通じて振り返っていく。
- 2/3 ワンダラーズ八景島大会
- 2/22-23 第1回阪神奈大会
- 2/22 第40回サン・スーシ大会
- インカレミドル・リレー(開催中止)
- クラブ対抗スプリントコースプラン大会
- 7/23-26 しおや4days
- 8/16 第88回上尾OLC大会
- 9/20 CC7
- 9/5-30 横浜OLクラブ2ばんどうろ練習会
- 10/18 インカレロング
- 11/14-15 第43回東北大大会(+前日大会) okinfo.hatenablog.com
- 11/22-23 全日本ミドル・全日本ロング
- 12/6 インカレスプリント
2/3 ワンダラーズ八景島大会
あの八景島を走れる!ということで注目を集めた大会。ジェットコースターやメリーゴーランドの合間を縫いながらのオリエンテーリングは非日常感もあった。
2/22-23 第1回阪神奈大会
「阪神奈」として開催された初の大会。初日のスプリント競技は、大学キャンパス単体としては関西圏最大の面積という、大阪大学吹田キャンパスで開催された。
2日目のミドル競技は、過去にインカレが開催されたテレインが舞台。大会開催のノウハウがなかったという阪神奈の学生たちだったが、400人以上の参加者で賑わう公認大会を創り上げた。
そんな彼らは、2021年、第2回阪神奈大会で「全日本スプリント」の運営に挑む。
2/22 第40回サン・スーシ大会
阪神奈大会スプリントと同日に開催された大会。小規模大会ながらも、こちらもテクニカルなスプリント大会で盛り上がった。結城選手が、手術後初の大会優勝を勝ち取った。
サン・スーシでは、2021年3月頭にミドル競技の大会を計画している。
インカレミドル・リレー(開催中止)
昨年度の春インカレはコロナ禍の影響で中止。誰にとっても、残念な結果となってしまった。
公式サイトには報告書が公開されているので、ぜひ多くの方にご覧いただきたい。
中止当時のことを思うと、なおさらこう言える。今年度2つのインカレが成立したことはすごいことなのだ、と。
クラブ対抗スプリントコースプラン大会
自粛期間中のOK-Info主催イベント(投票期間短すぎてすみませんでした)。
8テレインをモチーフにしてつなげた課題テレイン「夢中の公園」への反響は大きかった。そういえば、課題テレインの出典元は全部わかりましたか?
大会は京葉OLクラブの作品が優勝した。多くのクラブの作品が集まっているので、地図読みトレーニングとして読むのも面白いかもしれない。
7/23-26 しおや4days
コロナ禍中にロマンあふれる4日間大会が爆誕!
日本版O-ringenともいえるこの大会は、多くのオリエンティアに夢と希望をもたらした。そのあふれ出る楽しさもあり、本大会はOKアワード2020の「ベストサービス部門」の大賞にも輝いた。
最終日には、緊急手術を終えたばかりの山川氏も会場に姿を現してコメントした。
「夢ははじまったばかり」と。
しおや4daysDay3:Lクラスのコース図
8/16 第88回上尾OLC大会
もともとは関東学連スプリントセレとして予定されていた大会。ISSprOMの重層構造で表記されたエリアは難所の一つとなった。
…それにしても暑い日であった。
9/20 CC7
CC7が菅平で開催!
コロナ禍で例年とは趣が異なるところもあったが、大会の開催と、熱いレースに会場は盛り上がった。
クラブカップは、ES関東クラブが9年ぶりの優勝を勝ち取った。
9/5-30 横浜OLクラブ2ばんどうろ練習会
約1か月にわたり、自由出走形式も採用して開催された練習会。
立体交差の市街地テレインにのべ60名の参加者が挑んだ。なお、このテレインは範囲を拡大してリメイク中であり、次のお目見えもそう遠くはないかもしれない。
10/18 インカレロング
開催までに多くの苦難を乗り越えて学生たちの頂上決戦が開催され、小牧弘季、伊部琴美 両選手が頂点に立った。選手の走りは、インカレ史上初となるYoutubeライブ配信を通じて見る者を熱くさせた。
このテレインで、2021年度のCC7が開催される。
11/14-15 第43回東北大大会(+前日大会)
okinfo.hatenablog.com
東北大OLCの学生たちは、逆境の中でも多くのオリエンティアに貴重なオリエンテーリングの機会を提供してくれた。予選決勝形式で大きく盛り上がった前日大会と 、東北大のホームテレインに挑む本大会…特性の大きく異なる2日間を楽しめる大会となった。
コロナ禍中では数少ないフォレストの大会ということで、来る全日本大会への調整も兼ねてか多くの参加者に恵まれた。
11/22-23 全日本ミドル・全日本ロング
ミドル・リレーの2日間大会として初めて開催された全日本大会(昨年度はミドルが台風で中止となった)。全日本にふさわしい名勝負に、会場は大きく沸いた。
かつて全日本大会は「インカレと比べると盛り上がりに欠ける」などと言われた時期もあったが、今年の全日本は間違いなく「胸を熱くさせる舞台」であった。
本大会はOKアワード2020の「ベストメモリー部門」(最も思い出に残った大会)の大賞にも輝いた。
12/6 インカレスプリント
インカレロング前日という当初の日程では開催を断念したインカレスプリントだったが、学生たちの強い思いにより日程を変更しての開催となった。
例年と異なる予選決勝方式のレースを、小牧弘季・伊部琴美 両選手が制し、インカレロングと合わせて今年度二冠を手にした。
2020年、OK-Infoで取り上げた大会は以上となる。
来年は、今年以上に多くの方がオリエンテーリングを楽しめる年になることを願いつつ、今年の筆をおきたい。
みなさま、よいお年を!