6月24日、千葉県千葉市中央区の『千葉ポートパーク』を舞台に「京葉オリエンテーリングクラブ2017年日本代表壮行会」が開催された。本イベントは、京葉OLクラブから日本代表選手に選出された、尾崎弘和（WOC）、柳川梓（WOC）、宮本和奏（JWOC）の3名の壮行会であり、彼らを応援すべく多くの参加者が集まった。
『千葉ポートパーク』は2013年度の京葉OLクラブ大会でも使用されたテレインで、狭いながらも様々なエリアを楽しむことができる。今回の壮行会では△→1は、開幕早々砂浜に突っ込むロマンあふれるレッグであり、その後の1→2では脱出時に早々に砂浜から出るか、最短距離で砂浜を走り続けるかが問われた。コースプランナーの阿部稜によれば「狭いテレインの中でコントロールを密集させないように、ロングレッグを適切に組み込んだ。その結果、意図せずしてロングレッグでコントロール周りのナビゲーションの難易度が上がった」ということであった。
壮行会は一般参加者のスタート後、最後に日本代表選手のレースが行われる形式であった。当初、柳川が会場を間違えて一駅隣の稲毛海岸（昨年の会場）に向かってしまうというハプニングもあったが、代表選手のスタートにはなんとか間に合った。レースでは、ビジュアルを通る代表選手を参加者が追走し、その速さを体感する一幕もあった。
レース中の尾崎と、追走する参加者
レースは、尾崎、宮本が男女最速のタイムをマークし、代表選手の高い実力を示した。
尾崎は「今日は2レースともうまくまとめられた。調子は今までになく上々」と心強い言葉を聞かせてくれた。世界選手権本番の走りにも期待が高まる。
宮本は、今回でJWOCには3度目の出場となる。「今までよりも良い成績を残したい。ミドルはB決勝に残りたい」と語ってくれた。
また、柳川は「WOCではスプリント（初日）と、もしかしたらリレー（最終日）にも出場するかもしれない。来年にもつながるいい結果が残せるようにしたい。初日から最終日までご注目ください」と話してくれた。
京葉OLクラブ所属の日本代表選手（柳川・宮本・尾崎）
ウィナーズルート
WOCいよいよ開幕
なお、世界選手権（WOC）は明日6月30日からの開幕となり、早速スプリント競技が行われる。
日本からも、代表選手の走りに注目していきたい。
▼京葉オリエンテーリングクラブ日本代表2017壮行会
http://www.keiyo-ol-club.com/event_info/soukoukai2017/
▼成績速報（Lap Center）
https://mulka2.com/lapcenter/index.jsp?event=4033
[Writer：yi+]
