2023年11月18日、福島県福島市のあづま総合運動公園で第46回東北大前日大会が開催された。100名以上の参加者がスプリントを楽しんだ。
パークOかと思いきや…?
東北大前日大会はその名の通り、東北大大会の前日に行われる大会である。多くの人が翌日の東北大大会と両日参加する。
東北大大会がフォレスト競技なので、前日大会はフォレストではないことが多い。過去には石巻でのロゲイニングや奥松島でのスプリントなどが行われてきた。今回は宮城県を出て、福島県でのスプリント競技の開催である。
今回のテレイン「あづま総合運動公園」は2019年に全日本スプリントが開催された場所である。当時は県協会が主体となって大会を行っていた。
地図を見ると分かるが、このテレインはパークOの要素が強いテレインである。普通にやれば比較的簡単なコースになりやすいと思われ、プランナーの手腕が問われる。
多くの参加者がパークOを人工柵で少し難しく程度の最近よくあるコースだと思って出走していたのではないだろうか。しかし用意されていたのは我々の想像を大きく超えるコースだった。それがこちらのコースだ。なお、一通りレッグを読んでから下の文章を読んでいただくとより面白いかと思われる。
Lクラスは序盤をオープンでつないだ後にかなり長いレッグ線が出てくる。これが1つ目のポイントだ。人工柵を避けるのを考えるだけかと思いきや、実は前半から大きなルートチョイスがある。これに気づけた人は少なかった。
中盤を陸上トラックの周りで回した後、終盤はスタジアムエリアに入っていく。このエリアではスタジアムの構造に加えて、人工柵の設置による高難易度レッグの連続が待ち受けていた。これが第2のポイントとなるエリアだ。参加者はさぞ、頭をフル回転させてスプリントを終えたことだろう。
L1クラスでは本庄選手(練馬OLC)が、L2クラスでは東北大OBでもある山田基生(青葉会17/OLP兵庫)がそれぞれ後続に1分近い大差で優勝した。
ポイントとなるロングレッグのレッグ難易度(L1 9→10)は467。今野選手が1位ラップであった。
勝負レッグ解説
さて、このレッグが難しい理由を考察したい。以下L1コースの情報で記載する。
・序盤の構成
L1の9番までは使っているエリアはオープンのエリアであるものの、まっすぐに行けるレッグは少ない。さらにルートチョイスも2択を迫るものが多い。多くの人は次のレッグを先読みするのがやっとだったのではないだろうか。加えて、4→5や7→8などコントロール位置も決して簡単に見える位置ではなく、ある程度のナビを必要としているところがなかなか先読みできない理由だろう。一転して8→9は簡単に視認できる位置にコントロールがついている。この区間で頑張って走って、あまり9→10を検討せずにすぐに脱出した選手もいたのではないだろうか。「お膳立て」がよくできていると感じた。
・ロングレッグ自体の難易度
このロングレッグは先述の通り、なかなか先読みできない中、短い時間で読むことになるが、
ロングレッグの終わり、10番の手前に人工柵が置かれている。多くの選手はこの人工柵をどうやって処理するかということに注目したのではないかと思われる。簡単には読めないのでオープンエリアを抜けたあとの直線(並木道)で読むかという思考に至る。そして、その手前のオープンエリアで並木道までの最短を目指したくなる。(あるいは最初の段階では地図上の人工柵など見えておらず、レッグ線方向に適当に脱出したという人も相当数いると思われる)
ところが、このレッグは最初の判断が勝負を分ける。大きく右周りという選択肢という検討ができるかだ。ロングではよく「左・真ん中・右を検討する」ということがあるが、ここでもそれが必要であった。人工柵を処理するのではなく、「回避する」ことのできた人の勝ちだった。
(おまけに負けルートの並木道は良い感じに下り勾配でスピードを出して走りたくなってしまう道であった。筆者は読図が追いつかなかった。)
しかもルートが見えない割に距離も短く、ナビも単純なためにこのルートがかなり早い。単に見える見えないではなく、「ルートチョイスで差がつく」ことを体現していた。
私としてはプランナーに心を読まれていると感じたレッグだった。
後述のインタビューの通り、完全に正解ルートを辿れたのは1名であった。
ちなみに人工柵ゾーンでは競技責任者の鷲津氏などの役員が立入禁止の青黄色テープを渡らないように「ここから先は立ち入り禁止です」と立入禁止に入りかける選手に呼び掛けていた。失格者を増やさないための措置であった。この辺りも決してコースだけでなく大会全体を通じてよくできていると感じた点だ。
このロングレッグだけでもお腹いっぱいな気がするが、まだまだ難関レッグはあった。
L1の19→20→21を紹介しよう。
ショートレッグながら3通りのルートチョイスがある19→20。建物を1周するルートを読むのはなかなか難しい。そして、もう終わりかと思って気を抜くとやられる20→21。「あれ、スタンド使わないのか?」と思った選手も多かったかと思うが、最後に一部だけ使われていた。これも正解ルートを行けたのはおそらく1名。
なお、この区間の人工柵は風が強いため、柵が立たなかったようである。そこで急遽の策で大会役員が人工柵のネットの角に座り、上からおさえることで飛ばないようにしていた。何とか競技を成立させていた。
午後にはメニューとしてexコースが用意されていた。
このうちex2はwindow-oであった。スプリントでのwindow-oは珍しい。
ex3はスタジアム周りを使い、人工柵を再構築したものであった。
前日大会というと「おまけ」というようなイメージの大会も多いが、東北大前日大会はとてつもないクオリティの大会であった。
既報の通り、本大会のコースはOKアウォードのベストコース部門大賞を受賞した。
#195_OKアウォード2023 結果発表! - OK-Info (hatenablog.com)
【インタビュー】
※このインタビューは2/1にzoomで行われました。公開が大変遅くなり申し訳ありません。
インタビュー構成
聞き手:吉澤雄大(本記事執筆者)
話し手:高橋忠大(コースプランナー)
林明穂(実行委員長)
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大会の位置づけ・コンセプト
筆者:東北大大会前日大会の位置づけというのはどんなものですか?
高橋:(運営する)代によって異なるのですが、昨年は楽しくロゲイニングしようというところでした。今年はガチスプリントをやろうというみんなの気持ちがあってこのようなスプリントをやることになりました。
林:本大会は3年生がメインでやるんですけど、運営は(4年生まで)みんなでやります。前日大会は前年度に本大会を経験した4年生が(当日の手伝いは3年生以下にもやってもらうのですが)作り上げていくといった感じです。
筆者:スプリントが好きな人が現在の4年生の代には多いんですかね?
高橋:私がコースを作るのが好きでスプリントやりたいと言っていたのと、鷲津さんが足が速くてスプリント好きなのでスプリントをする流れは勝手に出来上がっていました。
筆者:前日大会は宮城のイメージが強いですが、今年は福島県で開催でした。福島のテレインで開催しようとなった理由はありますか?
高橋:スタジアムを使ってスプリントをやりたいなというのが最初でした。立体交差があるところが難しくできると。立体交差を簡単に使える場所といえばスタジアムとか野球場になってくるので、そこから候補を絞っていきました。山形にも良いところがあったのですが、日程が合わず、福島(の今回のテレイン)になりました。
筆者:スタジアムは貸切ったんですか?
林:時間で貸切りました。
高橋:サッカーの試合の事前準備があるようで、トラックの中は入れないけど、観客席など外側は使えるといった感じでした。
筆者:あづま総合運動公園が大会で使われるのは全日本スプリント(2019)以来の認識ですが、全日本で使ったテレインという意識はありましたか?
高橋:結構ありました。当時の全日本のコースは「走れ走れ」なコースの印象でした。なので呼び込み方を少しミスったのかなとも。
筆者:私も全日本やったテレインなのと旧図の印象からパークOなのかなと当初は思っていました。
高橋:やっぱりそうですよね。なので必死にX(旧twitter)で「難しいコース」といったことをアピールしていました。
筆者:パークOと思っていた人が多かったからこそ出てきたコースのインパクトは大きかったと思います。
筆者:地図も前回のときからかなり修正調査した感じですかね?
高橋:宮城から結構遠いので車で5回くらい調査に行きました。かなり岩の位置が合っているのかとかで直前まで調査していました。
筆者:旧図には(南のオープンの部分の)岩、書かれていないもんね。
高橋:さすがに岩書いた方がいいよねってなって。あと岩書くとコントロール置ける場所が増えるっていうのもあります。
高橋:スタジアムも新規で書きましたし、藪の隙間とかの確認もかなりしましたね。ランキング対象ってことに結構おびえていましたね。
高橋:当日は風が強くて杭が折れて人工柵が立たなくなって、運営者でみんなで柵の上に乗るということをしていました。
筆者:林さんは実行委員長をやられていましたが、重役ってどうやって決めてるんですか?
林:全部の役職一斉に決めたんですけど、立候補制で教室の黒板に名前を書いていって被ったら話し合いで決めるという感じです。昨年本大会で運営責任者やってたんですけど、別の視点に立ってみたくて実行委員長に立候補しました。
筆者:今回の大会では実行委員長はどんな役割ですか?
林:年によって実行委員長の役割は変わるので難しいところですが、自分は実行委員長であるとともにイベントディレクタを兼務していたので、運営の全体の監視というかうまくいっていないところがあればそこをフォローするような役割でした。
高橋:準備・運営面は林さんがかなりやってくれたので完璧でした。助かりました。
筆者:大学生でイベントディレクタ持っているんですね、すごいですね。
林:ランキング大会開くならイベントディレクタの資格取らないと、と思って。割とこっそり資格取っていました。
筆者:普段から周囲を引っ張るタイプなんですか?
林:そんなことないです。私は大会が好きで参加するのも運営するのも好きなんですけど、大会開くからには参加者に楽しんでほしいというのがあって、それなら自分が引っ張るかというモチベーションが出てくるので…なので大会運営に限ります。
高橋:いやそんなことないですよ。普段から女子とかを引っ張っていますよ。先頭に立って引っ張ってくれるのでありがたく感じています。
あのコースはどうやってできたのか
筆者:コースプランの話に戻ります。最初に考えたレッグはどれでしたか?
高橋:ロングレッグですね(M21A1の9→10)。どうしても真ん中の駐車場あたりがルートも何もない、楽しくない感じになってしまうなと思っていました。じゃあここでロングレッグを組んで、真ん中から行くのが早いと見せかけて右から行くのが早いのを組めたら面白いのではないかと思ったのが最初です。
後半もなるべくルートチョイスがあって、負荷が高いコースになるようにしました。ただ、ずっと負荷が高いと緩急がないので、最初はルートチョイスよりもナビに少し負荷がかかるような課題にしました。そしてロングレッグから先はルートチョイスが続いて頭がパンパンになるような状態で走ってもらうというイメージで作りました。11のあたりに人工柵を置くのは早くから決めていました。
筆者:△から4くらいまで、2択のルートチョイスがあること、4→5もコントロールを遠くから視認するのが難しいようになっていました。この辺りもロングレッグの先読みを厳しくして結果的に正しいルートを選ぶのが難しくなった要因なのかなと考えています。
高橋:ちなみに4→5のあたりは別パターンのコントロールが見えるので、ナビが適当だと隣接コントロールに吸い込まれるような設計になっていました。コントロール位置を工夫してナビの負荷を上げています。
筆者:8→9でようやくロングレッグを読み始めるという人が多いのではないかと思います。レッグ線がかなり長いのが見えます。ロングレッグを後ろから読むとレッグ後半で人工柵がかなり多く、ここの避け方を並木道の直線で考えるか…そして並木道へのルートチョイスを考えるか…というのが私の思考でした。右大回りのルートは検討に至りませんでしたね、やられたなという感じでした。
高橋:そうなるだろうなと思いながらコース組みました。
筆者:おまけに並木道が下りでスピード出ちゃうんですよね、読図追いつきませんでした。ルートを選ぶ時点で負けてますが、人工柵にもちゃんとやられました。
筆者:かなり良く練られたコースだと思いました。
高橋:結構挑戦的なコースになったと思うんですよね。こういうコースを世に出している人がそんなにいなくて。競責の鷲津さんとも「これ、世に出して大丈夫?なんかまたSNSで批判されるんじゃない?」みたいな話をしていました。難易度が高く、ルートもかなりちゃんと検討しないとベストルート見えないので。でも、何と言われるか分からないけど、挑戦という形で出そうということに決めて。走ってもらったら意外と喜んでもらえて良かったです。ゴールパートだったのですが、難しすぎると言っている人もいてやばいかなと思っていたんですけど、ニコニコの人もいて。
筆者:旧図の印象やパークOだと思っている人からするとギャップもあってかなり難しいと思ったという面はありそうですね。ただ、スプリントをそれなりにやっていたり、スプリントらしいコースが来ると思っている人からすると、良く組まれたコースだなと評価されたんじゃないかなと。
高橋:その辺のギャップの影響もあってか高評価を受けたのかなと思いました。
高橋:自分は東北大の朝練とかで普段から難易度高いコースを結構組むんですけど、東北大のとある先輩からは「ヤバい」と思ったらしく、ロングレッグですぐ右だと思ったらしいです。その人は右ルートを選んだんですけど、後半が最適なルートではなかったようです。右ルートを選んだ人はもう一人いたんですけど、その人も青葉会(東北大OB)の人でちゃんと1位ラップでした。
筆者:外部大会のプランナーは初めてなんですか?
高橋:そうです。
筆者:じゃあ東北大の中ではプランナーとして有名だったけど、外部には初めて日の目を浴びたという感じなんですね。
高橋:外部からするとこの人誰なんだろう?と思われていたと思います。
高橋:それで今回初めて外部に出したコースが大賞取ってしまったので何かやりにくいですね。
筆者:9→10は正解ルート選べるのこれくらい(2人くらい)と予想してた?
高橋:それくらいだと思っていました。自分でも初見なら右は見えないと思います。でも自分が引っ掛からないレッグだと周囲も引っ掛からないと思うのでそれくらいのコースを作ろうとはしていました。
筆者:参加者の感想は聞けました?
高橋:当日はあまり聞けなかったんですけどtwitterとかでエゴサしました。評判が良くて、安心しました。難しいコース組んでよかったと思いました。OK-infoの(OKアウォードの)コメントでは「全日本スプリントを超えるコース」みたいなコメントがありました。
筆者:かなり時間を組んで組んだんですか?
高橋:いや、概形が決まるのは早かったです。下見の段階で8→9のロングレッグやスタジアムの回しもだいたい決まってました。あとはロングレッグまでのつなぎなどをどうするかといったところでした。人工柵は少し悩みましたね。
筆者:こだわりポイントは他にもありますか?
高橋:ちゃんと読んでいないと(L1とL2で)隣接コントロールに吸われるというレッグは結構ありました。ちょっと意地悪ですね。
筆者:エクストラコースにもコメントあればお願いします
高橋:平らなテレインなのでやってみたら面白そうだなと。浴本さんが1位だったのですがすごいなと。あれが早いってことは身体の向きがちゃんと次の方向に向いているので正置がうまいんだなと思いました。スタジアムを貸切りにしたのでexも走らせるかと思ったので、ちょっと雑だったけど組みました。
筆者:ちなみに私はwindow-o下から5番目でした。みんなすごい。
高橋:あれ難しいですよね。正置錬に良いと思います。
ベストコース部門大賞を受賞して、振り返って
筆者:参加者数110人くらいのの大会だったわけですが、20票入るというのはかなりすごいと思います。(OKアウォード2023の)ベストコース部門大賞取りましたがこちらに関してのコメントお願いします。
高橋:大会のコース初めて組んでこの結果なので純粋に嬉しいですね。浴本さんが終わった後に褒めてくれたんですけど、twitterの様子見ているとみんなにも広めていたらしく、このレッグどう?とかこのコース良かったとか。それで投票してくれた方もいたのかと。
林:私はプランナーのコースを朝練とかで何度も走っていて、実際に今回の大会のコースも見せてもらって、話題になるかもと思っていたんですけど、実際にベストコース部門大賞取ってすごいなと思いました。それと同時に、先日行われたとあるスプリントの大会のコースがこのコースと似たような構造をしていたので、この大会が与えた影響は結構大きかったのかもしれないと思いました。また、調査や渉外に携わった人のおかげでこのコースができていると思うと、みんな頑張ってくれて本当に感謝しかないです。
筆者:大変だったことを教えてください。
高橋:僕はコース組んで人工柵ここに置いてっていうだけで良かったんですけど、それは渉外が大変なんですよね。さらにスタジアムも使いたいと。自分も実際にスタジアムの管理人の方とお話したんですけど、渉外通すのがすごい大変で。迷惑もかけたなと思うのですが、本当にその人たちのおかげだなという気持ちは強いです。逆にいうと今回大賞を取れたことで運営陣に恩返しできたかなと思っています。
林:収支が結構厳しくて、常にお金との戦いがありましたね。
筆者:大会全般を通じての感想をお願いします。
林:一言で言うとほっとしています。いろいろトラブルもあったけどうまくいったし、すごい反響もあって東北大の名に恥じない大会が提供できたかなと思って嬉しいです。
高橋:僕もほっとしています。こういうコースを組むからには競責補佐として少しでも安心させてあげたいと動いていたので終わった瞬間は鷲津さんと二人で死にそうな顔していましたね、ほっとして。次の日の東北大本大会の方もずっと死んだ顔していましたね。ああ終わったという安堵感がありました。
筆者:その他伝えたいことあればご自由にお願いします。
高橋:今回のコースは自分のスプリントへの考えを体現したものです。コースを組む方には是非いろんな工夫をして、ただ「走れ走れ」なコースではなく、一筋ではいかないコースを組んでみてほしいです。それがオリエンテーリングの醍醐味だと思っています。
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都合で先ほどのインタビューに参加できなかった競技責任者(鷲津さん)にも簡易ながら別途インタビューを行った。
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Q.競技責任者を務めていらっしゃいましたが、どんな思いで大会運営を行いましたか?
A.参加者の満足度の高い大会にできるように、という気持ちでした。
Q.東北大前日大会のコースがOKアウォード2023のベストコース部門大賞を取りましたが、どんな気持ちですか?
A.部内で定評があった(高橋)少年のコースが、遂に部外の人達からも認められて、おめでとう!という気持ちでした。
Q.大変だったこと、苦労したことを教えてください。
A.現地に行く度に、柵などが動かされていたり伐採が行われていたり、地図やコースの修正に終わりが無かったことです。
Q.その他、今回の大会運営の感想を教えてください。
A.昨年度の岩切での大会運営の経験を活かし、参加者の皆さんに満足していただけるような大会を運営できて嬉しいです。同期がたくさん助けてくれて感謝しています。
Q.裏話などあれば教えてください。
A.当日は酷い強風で、スタジアムの人工柵が全て倒れてしまいました。結局、地面にオレンジネットを敷いて人工柵の線を形取りましたが、本来はスタジアムがもう少し視覚的に難しくなる予定でした。少し残念ですが、パトロール担当の同期・後輩達が競技中ずっと人工柵を支えてくれたお陰でなんとか競技成立となったので感謝です。
Q.書き足りないこと、伝えたいこと、宣伝など自由にどうぞ。
A.今年は、オリエン大好きな2022年度入学の後輩たちが奥武士で大会を開催します!ぜひ参加して一緒に大会を盛り上げましょう!
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インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
<編集後記>
このコースは私が大変感銘を受けたコースです。私は翌日の本大会は参加せず、ランキング大会だから参加するかくらいのテンションで参加しましたが、このコースが出てきたときの衝撃はすごかったです。2023年で言えば、全日本スプリントも難しいコースでしたが、ある程度難しいという予想ができていました。このコースは平易なテレインでも工夫次第でとても面白いコースができることを示してくれていると思います。参加者が少なかったのが勿体ないですが、捉え方を変えると貴重な経験をできた1人になれました。
さらに余談ですが、OKアウォード2023ベストコース部門2位の勝浦全日本ロングのコースがworld of O(全世界向けのオリエンテーリングのサイト)のベストコースの投票でなんと2位になっていました。ということはこのコースは世界で1位かもしれません。
▼大会公式Webサイト
https://japan-o-entry.com/event/view/1307
▼成績速報(Lap Center)
https://mulka2.com/lapcenter/index.jsp?event=8029
[Writer : Yoshi2]