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#15_今年のいるまは過去最大規模! – 第14回茶の里いるま大会

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4月17日、埼玉県秩父市の『秩父長尾根丘陵』を舞台に「第14回茶の里いるまオリエンテーリング大会」が開催され、最長クラスとなる玉露1は柳下大(みちの会)、玉露2は松澤俊行(浜松学院大短大部)が制した。

 

毎年、4月中旬に開催されている茶の里いるま大会。関東地方で新年度最初に行われる大規模な大会ということに加え、今年度は「茶の里いるま大会では久々となるニューテレインでの開催」という点でも注目を集めていた。その結果、事前・当日申込合わせて合計451名という、同大会史上最大の参加者が集う大盛況となった。茶の里いるま大会と言えば、一般的な「年齢・性別」で分かれてのクラスではなく、難しい順に「玉露/煎茶/抹茶/ほうじ茶/新茶」とお茶の名前にちなんだクラス設定がされているのも特徴的であるが、盛況により「玉露/煎茶/抹茶」についてはそれぞれ2クラスに分割しての開催となった。同大会でクラス分割が発生したのも久しぶりとのことだ。また、新茶クラスにはいくつかの大学から新入生が参加する姿も見られた。

今大会の舞台となったニューテレイン『秩父長尾根丘陵』は、北東から南西に延びる主尾根を中心に、そこから大小の尾根が枝分かれしている。最長の玉露クラスでは、特に尾根先が細かく分かれたエリアが使用された。玉露クラスのいくつかのレッグを紹介する。 

△→1

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テレインは全体的に尾根沢が多く分布しているが、最初は平らなエリアから始まる。柳下は「平らで見通しが利きにくい感じだったので注意しなければならないと思った」、松澤は「春インカレが行われたマキノに似ていると感じ、コンパスのリングを回してしっかり直進することを心がけた」と語っていた。別のクラスの参加者の動きにつられてしまうという要因もあり、いきなりの平らなエリアに出鼻をくじかれた参加者も多いようだった。なお、レッグ図の上の方にも写っているが、終盤の16→17でも平らなエリアが再登場する。

 

3→4

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コース設定者によれば「唯一ルートチョイスがありそうなレッグ」。

途中まで小径をたどり、沢下り時のアップダウンを極力抑えた松澤のルートが、コース設定者想定のベストルートとのことであった。

 

7→8

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尾根走りの勝負レッグ。主尾根につられて本来降りたい尾根を降りられず右に流されてしまう人が続出した(図中赤矢印部)。コース設定者の新も試走時に同様のミスをしてしまったという。柳下は「枝分かれしている尾根を見て警戒した。今回のレースの勝負レッグだと感じて慎重に行った」と語っていた。

松澤は、尾根走り中の左側下方に見える特徴的な形の尾根を目印にしていたということだった。また「道は途切れ途切れであり倒木等でまっすぐ進めないが、そんな中でコンパスをしっかり使ってまっすぐ進むように心がける」ことも意識していたという。

 

以上の話は、レース後に会場スクリーンを使用して行われたルート検討会の内容から一部抜粋したものである。ミスの事例も多く織り交ぜられており、上達の糧となる企画であった。この他にも、参加者が直接、コース設定者である新、小野澤の両名とルートを相談できるような機会も設けられていた。

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 ルート検討会の様子

レースだけでなく、ルート検討会・表彰式と最後まで盛り上がりを見せた茶の里いるま大会。その充実ぶりは、地域クラブが運営する大会として一つの理想像を見せてくれたようにも感じた。

なお、大会ウェブサイトには優勝者のルート図がコメントと共に紹介されている。こちらもぜひご覧いただきたい。

 

▼第14回茶の里いるまオリエンテーリング大会(ウィナーズルートが公開中)
http://www.orienteering.com/~iruma/
▼成績(大会ウェブサイト)
http://www.orienteering.com/~iruma/info/2017/iruma14/2017chanosato_result.pdf

 

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