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#45_受け継がれる千葉大スピリッツ - 第2回千葉大ミルフィーユ杯

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10月8日、千葉県御宿町の『太陽と月の沙漠~御宿山神社Ⅱ~』で行われた「第2回千葉大ミルフィーユ杯」が開催され、最長クラスのELクラスは松尾怜治(東大OLK)が制した。


千の葉の練習会

今年、千葉大学は大会を開催しない。その中で後輩に運営のノウハウを伝えていくためにミルフィーユ杯を開催した。学生による練習会を公開で開く大学はあるが、年に3回定期的に行うのは今までにない。このような形で開催しているのは、昨年度(2016年度)のKOLC10回練習会に着想を得ている。10回も行うのは厳しいが、2回では少ないということで、3回開催することとなったそうだ。なお次回は1/14(日)に行われる。1・2年生が役員を行い、フレッシュな運営を行うそうなので、みなさん楽しみにしておこう。

癖のある名テレイン「御宿」

『太陽と月の沙漠~御宿山神社Ⅱ~』は千葉大学所有のテレインであり『御宿(おんじゅく)』と呼ばれることが多い。『御宿』は尾根上が細く、また尾根の分岐が多く、そもそも難しいテレインである。さらに尾根上の小径が崩壊していたり、植生が劣化してしまったりして、癖のあるテレインとなっている。長年眠っていた『御宿』であったが、今回のミルフィーユ杯のために2004年に調査されて以来の修正調査を行った。調査は突発的に決まったことで、準備期間が短く、明らかに地形がおかしいところを中心に修正したとのこと。コースはそんな『御宿』の独特の良さを楽しんでもらうつもりで組んだ。距離に対しての優勝設定時間が長かったが、かつての大会や類似テレインの『釈迦谷』と比較して設定した、とコース設定者の小西さんは語ってくれた。会場では御宿町のパンフレットが配布され、優勝賞品も御宿のお菓子であり、地元とのつながりを大切にしている姿勢が見られた。 

ELクラスを制したのは松尾怜治選手

「1:15000で細かく、難しかった。普段は走りながら読むが、普段よりはスピードを落とし、いつもより情報を+1して走った。わかりやすいピークなどの現地との対応をしっかりとおこなった。集中力を切らさないためにプランをつぶやきながら走った。」と語ってくれた。

地図について尋ねたところ、細かな描ききれないであろう箇所はあったが、違和感なく走れたとのことだった。

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ELクラス 1位松尾(赤)・2位竹内(青)のルート図

▼第2回千葉大ミルフィーユ杯
https://japan-o-entry.com/event/view/82

 

 

 [WriterDeru]