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2017年1月よりスタートしたオリエンテーリング関連のニュースサイトです。関東を拠点に、手の届く範囲でですが大会記事などをお届けしていきたいと思います。

#46_ひとっ走りしてリンゴ!- 青い森狼野長根2Days 1日目スプリント

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三連休の初日となる10月7日、「青い森狼野長根2Daysオリエンテーリング大会」の1日目スプリント(公認S)が開催された。青い森2Daysシリーズは今年で5回目となる。開催場所となる青森県五所川原市『菊ヶ丘運動公園』で行われたスピーディーなレースを制したのはM21が種市雅也(東大OLK)、W21が加納尚子(朱雀OK)であった。朝早く降っていた雨は競技が始まる午後にはすっかり止み、選手たちは思う存分に秋が見える公園を駆け巡った。

 

高校生に迎えられて

会場となったのは青森県五所川原工業高校の武道館。校門を通ってジャージ姿の高校生たちと挨拶を交わしながら武道館へ足を運んだ。1階のほんのり暗い畳敷きの間は、上から差し込む光によってどこか空気が引き締められているように感じられた。

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会場の武道館

 

筆者は初参戦だったが、本州最北の県でありながらも、東北・北陸のみならず、関東はては西日本からの参加者も多く見られ、計250人ほどと、この大会の根強い人気がうかがえる。今大会では競技者兼運営ボランティアとして五所川原工業高校山岳部や八戸工業高校山岳部などを中心に県内の中高生も多く参加し賑わいを見せた。

 

ウィナーズルート

走力が問われるタフなコースだったとの声も聞かれたM21は東大OLKの種市雅也が制した。目標として1位を掲げていたとのことで、達成できて嬉しそうだった。プレスタートからスタートフラッグまでの距離が長かったことを生かし、その区間に先読みをしたことが良かったという。「テレインがあまり広くないので、1回通った景色を覚え、(先の)コントロールの位置を目で確認しておいたら上手くいった」と話していた。

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M21 種市のウィナーズルート

 

W21は朱雀OKの加納尚子が2位と30秒近く差をつけ、貫禄を見せつけた。「3月に膝の怪我をして、リハビリも兼ねていた」と話していたが、「全体の流れを見て前半はシンプルに、レッグ線が入り組んだ後半は慎重に走った」のが功を奏したようだ。今回、横断歩道を渡るためにかかった時間が全体タイムから差し引かれるという特殊なルールがあったが、加納は事前にきちんと確認しておくことで落ち着いて対処できたという。

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W21 加納のウィナーズルート

 

走った後にも盛りだくさん

レース後に会場に帰ってきた選手には地元のリンゴが振舞われ、レースの感想などを話しながら皆で頬張る姿が印象に残った。リンゴの名産地ならではのもてなしである。

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会場内ではレース後の選手たちに向けて吉田勉氏(みちの会)によるオリエンテーリング講習会がスクリーンを使って行われ、ナビゲーションのポイントなどの説明に多くの選手たちが熱心に耳を傾けていた。

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講習会の様子

 

↓大会2日目の記事はこちら

okinfo.hatenablog.com

 

▼2017青い森狼野長根大会
https://orienteeringaomori.jimdo.com/2017青い森-狼野長根/

▼成績速報(Lap Center)
https://mulka2.com/lapcenter/index.jsp?event=4201

 [Writer:junior]