#47_開拓せよ青い森、フロンティア精神!! - 青い森狼野長根2Days 2日目ミドル
10月8日、青森県五所川原市『狼野長根(おいのながね)』において「青い森狼野長根2Daysオリエンテーリング大会」の2日目ミドル(公認B)が行われ、M21Eを細川知希(ときわ走林会)、W21Eを高橋摩帆(じゃじゃじゃOC)が制した。
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続くニューテレイン・コンパクト運営
今大会のテレインは両日ともニューテレインでの開催で、選手たちはみな新鮮な気持ちで楽しむことができた。運営・競技責任者である田中徹氏によると、OCADデータを将来の資産とするために、毎年新たに開拓するように心がけているのだそうだ。
ミドルで用いられた『狼野長根』では濃い緑の中にオアシスのように存在する白い林を上手く使われており、公式掲示板に貼られた地図外縁の濃い藪や、スタート地区の藪に囲まれた様子に戦々恐々とした選手たちの心配は幸い杞憂に終わった。
2日目となる本日も、前日同様に県内高校生たちの運営手伝いなどもあってか、少人数ながらそれを感じさせない運営ぶりを見せていた。八戸工業高校山岳部の方々も「迷ったけど、ゴールできて楽しかった」「また大会があったら参加したい」と話しており、青森県内の中高生にもオリエンテーリングの魅力を伝えることができているようだ。
八戸工業高校山岳部のみなさん
ウィナーズルート
M21Eを制したときわ走林会の細川知希は「(全日本ロングで失格したため)全日本M21E権を持っていなかったので、まずは取れてよかった」と話した。テレインについては「倒木が少なく走りやすい。足元の植生があまり日本的でなく、個人的に新鮮で好きだった。登りがつらかったので鍛えたい」とコメントしていた。また、レース中に意識していたこととして、2分後出走の松下睦生(京都OLC・M21Eクラス2位)に追いつかれないようにヒヤヒヤしていたと述べていた。ライバルとの競り合いがその強さの源か。
M21E 入賞者(表彰状は津軽弁で書かれている)
M21E 細川のウィナーズルート
W21EはじゃじゃじゃOCの高橋摩帆が接戦を制して優勝した。レースのコメントとして「普段からミスが多いので、ミスを抑えたいなと思っていた。実際のレースでは△→1からミスをしたり尾根と沢を間違えたりしてしまったが、結果として優勝できたので、他の人にとってもミスしやすいテレインだったのかな」と述べた。「尾根と沢が入り組んでいて間違いやすいテレインだったが、しっかり通っている道を使いながら効率よく回れた」とのことだった。
W21E 入賞者
W21E 高橋のウィナーズルート
りんごにTempO
本日のレース後もこの大会のチャームポイントでもあるリンゴが大勢に振る舞われ、多くの選手たちの笑顔が見られた。
また、表彰式後には狼野長根公園にてTempOが開催され、参加者は最後までこの2日間大会を楽しんでいた。
TempOの様子
この青い森2Daysは3連休に開催されることで最終日を観光などに充てられるのも魅力の一つだ。様々な工夫が凝らされたこのオンリーワンな大会は来年も開催されるだろう。今から待ち遠しく思う。
▼2017青い森狼野長根大会
https://orienteeringaomori.jimdo.com/2017青い森-狼野長根/
▼成績速報(Lap Center)
https://mulka2.com/lapcenter/index.jsp?event=4205
[Writer:junior]