#114_抽選会とナイトO…夜こそコラボの真骨頂 – 早慶2daysナイトO
11月10日、11日と早慶2daysが開催された。第8回KOLC大会、第39回早大OC大会の連戦であるが、初日の夜には両大会会場の間に位置する八子ヶ峰(やしがみね)ホテルへの宿泊斡旋が行われ、ナイトOと抽選会も開催されるなどおおいに盛り上がりを見せた。
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ナイトOは八子ヶ峰ホテル所有のスキー場を舞台に行われた。テレイン『八子ヶ峰~集いし願い 新たに輝く星~』はホテルの目の前に位置しているため、アクセスは超良好である。スタート形式はウェーブスタート(参加者を何グループかに分け、各グループ内で一斉スタートする形式)を導入しており、同時スタート者がたくさんいる、しかも暗い中にライト装備で集まっている、などなどナイトO特有の非日常感により、スタート地区はわいわいがやがやとした雰囲気で盛り上がっていた。ナイトOのプログラムには、過去5年間の気象情報は「最高気温:寒い、最低気温:とても寒い」と、とりあえず冷え込む場所であることはよく分かる記載がされており、実際本年も寒かったのだが、スタートを待つ参加者は寒がりつつも盛り上がりにより謎の熱気を放っていた。なお、ウェーブスタートの各グループは、1子ヶ峰、2子ヶ峰…最後は8子ヶ峰と、当地をもじったグループ名称となっており、芸が細かい。トップスタートの頃は霧も出ており、1子ヶ峰のメンバーは闇夜を切り開いていく感覚が強かったようであり、一方で最後の8子ヶ峰のメンバーは前方に先に出走した参加者がたくさん見える反面、「迷ったら、周りから人がいなくなってしまう…」との恐怖と向き合いながらのレースにもなったようである。
レース後、参加者に感想を聞いてみたところ…
「難易度が易しめで助かった」
「霧の中にライトがいっぱいうごめいていて、異世界感があって面白かった」
「疲れていたので出走やめようかと思ってたが、出走前に謎にテンションが上がってしまい結局思いっきり楽しんでしまった。ナイトOをするということ自体が、テンションがあがったと思う」
「楽しかったが、最後は一人になって怖かったので早めのスタートにしてほしかった。女性は早めだとありがたいかも」
「夕食の前に実施してほしかった。ナイトOは楽しかったが、走っている最中(夕食の)てんぷらとかお肉の攻撃力が高くて、お腹が痛かった…」
「ごはんおいしかった」
などなど、おおむね楽しまれていた様子だった。
ナイトOはコースパターンが3つに分かれていたが、各パターンは松尾怜治、有賀裕亮、寺垣内航の3名が各パターンを制した。
参加者がほぼ全員フィニッシュする頃、ナイトO最高責任者の茂原瑞基が、なぜか一人で出走する(されられてる?)のを目にした。参加者の気持ちを味わってみたくなったのだろうか?
せっかくなので、レース後の茂原に今回のナイトO開催について聞いてみた。
―高品質な昼のレースだけでなく、ナイトOまで楽しめるという、ぜいたくな大会になりましたね。ナイトOの開催経緯について教えてください。
茂原:今大会はKOLCと早大OCとのコラボということで、おのおのは独立した大会ですが、何かしらコラボ感のあることをしたい、という思いがありました。そしてそれができるタイミングが、この「2日の間」にありました。テレインが両方とも茅野であり、そして、ホテルの前が使えるんじゃないかと。そこで、早大OCが毎年やっている抽選会をやり、KOLCも何かしらのイベントをしたい…ということで思いついたのがナイトOでした。
―それぞれの大学の持ち味を発揮し、楽しい企画となりましたね。ところで、最後なぜか一人で走っていましたが、感想を教えてください。
茂原:一人でここにきて、設置も一人でやったので、地の利があるんじゃないかと高をくくっていたんですが、走ってみたら全く分からず、よくこんなコース組んだなあと思いました(笑)
―苦戦してたんですね…。
茂原:当初のコースからは易しくしたんですけどね。ちなみに、当初のは南東の建物に飛ばす予定だったんですが…
―えっ!? まさかコレじゃないですよね…?
茂原:あ、それです。でも、他の運営者から総スカンをくらいまして…
―いま私は他の運営者のみなさんに全力で感謝しています。
茂原:ちなみに、そのコースはアップ率22%でした。
ナイトOの後は、抽選会が開催され、宿泊責任者の金子詩乃の主導の下、こちらもおおいに盛り上がった。楽しい夜を経て、参加者は翌日の早大OC大会に挑む。
▼大会公式Webサイト(早慶2days)
https://kolc.wasedaoc.com/competition/
▼成績速報(Lap Center)
https://mulka2.com/lapcenter/index.jsp?event=4905
謝辞:表紙の写真は運営者に提供いただきました。また、抽選会の写真は平方遥子様に提供いただきました。
※執筆遅くなり、楽しみにしていた方には大変申し訳ありません。
[Writer:yi+]