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2017年1月よりスタートしたオリエンテーリング関連のニュースサイトです。関東を拠点に、手の届く範囲でですが大会記事などをお届けしていきたいと思います。

#130_CC7前日に市街地スプリント再び! - 第12回山スぺ

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914日、岐阜県大垣市の『時(とき)』を舞台に「クラブカップ7 人リレー2019 前日大会スプリント大会 兼 第12回山スペ」が開催され、M21は工藤友喜(岩手大学岩手県立大学)、W21は稲毛日菜子(京葉OLクラブ)が制した。

  

「山スぺ」はYMOE社の山川克則が主催するイベントで、スプリントの日本での定着を目指して気軽にできるシリーズ戦として開催を重ねてきた経緯を持つ。第12回となる今回は、2017年度のインカレスプリントが開催された市街地テレイン『時』で開催し、日本では珍しい市街地スプリントを楽しめる場として、従来とはまた異なる観点での好評を得た。また、JOA公認大会(カテゴリS)でもあり、11月に福島県で開催される全日本スプリントの選手権クラス出場権(E権)を取得できる貴重な機会でもあった。当日は気温が高くなったが、会場となる会館内は冷房が効いているのかひんやりとしており、スタート前の待機にはありがたい環境であった。
本大会の舞台である『時』は市街地テレインであり、プログラムの言葉を借りれば「非日常空間の迷路のような村の形状の中でのオリエンテーリング」を十分に楽しむことができる。2017年度のインカレスプリントを走らなかった者へは市街地テレインの新鮮さや楽しさを提供し、走った者へも懐かしさや熱い思い出、そして改めて市街地テレインの楽しさを提供した。

 

↓2017年度インカレスプリントの記事はこちら

okinfo.hatenablog.com

 

クラブ日本一を決めるCC7前日であることや、先に記した通りスプリントE権の貴重な取得機会でもあることから、本大会には全国からの猛者が多数集まった。特に実績ある者は招待選手となっていたため、なおさら有力選手が集まる状況であった。その中でM21を制したのは岩手大学の工藤。学生事情に通じている主催の山川も「ノーチェックだった」とこぼすなど、多くの者が驚く優勝となった。これほどの走力を持つ選手がなぜ知られていなかったのか…ということで、工藤に話を聞いてみたのだが、彼曰くオリエンテーリングは下手で、今年のスプリント大会は全部DISQだった」とのことで、ここまで知られていないのも納得ではある。しかし、陸上部出身で脚力があり、最近では自分のチームメイトが開催した市街地でのスプリント練習に参加するなどのトレーニングを続けているとのことで、今回の鮮烈な全国デビューを機に頭角を現してくるかもしれない。今後の成長に期待したいところだ。

一方のW21は京葉OLクラブの稲毛が後続を40秒近く離しての優勝となった。WOCが終わり少し気が抜けていたが、先日のAsJYOCで刺激をもらい、また次の目標に向けてトレーニングを再開した」という稲毛に今日のレースについて聞いてみたところ「スプリントのレースはとても久しぶりだったので、楽しみ半面、飛んでしまわないように慎重なレース運びを心がけた。見つけにくい道には少し苦戦したが、普段味わえない街中でのオリエンテーリングを堪能できた」と話してくれた。

 

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M21のコース図

 

おわび

ここしばらく更新が滞っていてすみません。参加して取材した大会もあるのですが、私的な諸々の諸事情により記事執筆ができていませんでした。楽しみにしていた方、大変申し訳ありません。
今後もしばらく大会には出にくい状況が続くのですが、できる範囲で活動は続けていきたいと思います。外部からの記事投稿も受け付けておりますので、書いてみたいものがありましたらご相談いただけるとありがたいです。
特に全日本2daysと秋インカレの記事を書いてくれる方を大募集しています。

→問い合わせ先 ok.info.orienatgmail.com

公式Webサイト
http://www.orienteering.com/~ymoe/event/2019/yamaspe/

▼成績速報(Lap Center)
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