7月24日、栃木県塩谷町の「塩谷田所」でしおや4daysの2日目が行われた。
実は「スポーツの日」のこの日。しかし、4連休もおおむね雨模様の日本列島。そんな中、塩谷町では前日の夕方から晴天となっており、この日の競技中も天気に恵まれる形となった。
もともとこの日の競技は「矢板高塩」で行われる予定であった。本場スウェーデンのO-ringenでは、会場フィニッシュ、たくさんのレーンが用意されていて、参加者の声援で盛り上がるのだという。これと同様に会場フィニッシュにするため、会場の倉掛公民館が地図内にある矢板高塩を使いたかったそうだが、矢板高塩のあまりのヤブさにテレイン変更となったようだ。
そして、今回使われた塩谷田所のエリアは3月の山川dreamでお披露目となったエリアであった。
会場の倉掛公民館
そんな2日目のミドルを制したのは谷川友太(OLCルーパー)。谷川氏は1日目のミドルでも1位と19秒差の3位であり、2日目までの結果でも、1位に躍り出た。この日の2位以下は加藤弘之、加藤岬、佐藤遼平、小泉成行、橘孝祐と続いている。
参加者からは「矢板にしては比較的白くて、走りやすかった。」との感想が聞かれた。また、「(前日と)2日走ってオリエンテーリングの感覚を徐々に取り戻せてきた。」という声もあった。
Lコース全体
1・2日目のミドルを組んだコースプランナーの斎藤によると、「この時期の矢板・塩谷テレインはヤブが多いので、ストレスの少ないコースを提供できるように努めた。無駄な登りや藪切りは排除した。2日目のウイニングが切られるのは、想定していた内容。また、テレインを(高塩ではなく)こちらにして良かったと思う。」とのことだった。
この日は種目がミドルのみで、午後は基本的にフリーとなっていた。運営陣によると、塩谷に2つある「富士山」に登りに行った参加者もいるということ。ちなみに筆者は奥日光の戦場ヶ原を訪れた。
column1:
各所で話題になっている運営者が用意した巨大ポスター。たくさんの塩谷・矢板のテレインが1枚に収まっている。頻繁に入るテレイン群だが、改めて見るとこれだけの面積が調査されてきたということに驚かされる。このポスター、なんと400枚用意されているとのこと。まだ購入されてない方はお土産にいかがだろうか。
column2:
1日目に会場で運営者も参加者も飲んでいたビール。こちらは大のビール好きである運営の大西氏がセレクトしたもの。樽に15リットルのビールがあったが、1日で空いたとのことで、これには運営者も驚いたという。1日目のビールは今度のインカレスプリントの会場でもあるロマンチック村で醸造されたもので、水は塩谷の尚仁沢の水を使っているとのこと。まさにこのイベントにぴったりであった。ちなみに2日目のセレクトはIPAビールであった。
column3:
会場周辺で1.2kmのマイクロOが用意されていて、空いている時間で走ることができようになっていた。マイクロO優勝は大橋陽樹。また、MTBOの自転車も貸し出されていて、コースを走る人の姿も見られた。
しおや4daysも折り返し地点。
※ 以下のサイトでルートガジェットが公開されている。参加した人は是非ルートを登録しよう。
https://shoyabanno.com/routegadget//rg2/
[Writer : Yoshi2]