7月25日、栃木県塩谷町の「塩谷熊ノ木」「塩谷町総合公園」でしおや4daysの3日目が行われた。
ミドルフィニッシュの様子
4daysイベントも折り返し地点を過ぎて3日目。この日はミドル・スプリント・トレイルの3競技が行われた。
ミドル
「塩谷熊ノ木」で行われた午前のミドルは大石洋輔の組んだコース。東の山塊と会場周辺で構成されている。ミドルらしいコースだが、Lクラスの12番コントロールなどは苦しんだ参加者も多かった様子だ。なお、大石は残念ながら当日の運営に参加できなかったようだが、他にも会場BGMの作成なども務めた。
ミドルLクラスの最上位は佐藤遼平(入間市OLC)。佐藤は「塩谷熊ノ木は傾斜のゆるやかさが自分に合っている得意なテレインで優勝は狙っていた。スピードが出る楽しいコースだった。プランナーの罠にハマった12番など難しいところでミスが出たが、(そのミスを巡行でカバーできて)意外と早かった。」とコメントしてくれた。
2位以降は北見匠、清水俊祐、伊藤元春と続いた。
ミドルLクラス主要部分
スプリント
ミドルに続いて午後は「塩谷町総合公園」でスプリントとトレイルが行われた。この塩谷町総合公園は前年の北東セレでお披露目となったテレイン。今回は2回目の利用で多くの参加者が初めて入るテレインであった。
スプリントLクラスは長縄知晃(静岡OLC)が2位に30秒以上の差をつけて圧勝。2位にはこの日のミドル優勝の佐藤が、3位には2日目優勝の谷川が入り、最終日のチェイシングの優勝争いはこの2人に絞られたように思われた。女子では阿部悠が最速だった。
今回のコースは植え込みの間を青黄テープで塞ぐ、人工柵を用いるなど、よりテクニカルになる工夫がされていた。スプリントコース設定者の小牧は「(過去に使われた)北東セレは予選会の意味合いが強く、コースもそこまで難しいものではなかった。地図を最初に見たときは比較的簡単な印象を受けたが、実際に現地に行ってみると使える部分が多いと感じた。今回のスプリントはルートチョイスのあるスプリントにしたいと思って組んだ。人工柵は公園から許可が出たので是非使おうと思った。」という。組んだコースについては「例えばLの8→9は左回りが30mほど短いがなかなか気づきにくいのではないか。」と話してくれた。その上で「3日目のミドルの後であったが、(トップが12分台であるなど)参加者が思った以上にエネルギッシュであった。」と参加者の健闘を称える言葉も聞かれた。
トレイル
トレイルではgoogleフォームを使って回答する方式が採用された
同じテレインでトレイル競技も行われた。先日の記事で取り上げたビール大好きでもある大西氏がコースを組んだ。大西氏は「全日本ぶりのトレイルOができて良かった。スプリントとの兼ね合いや現地に行けない制約もありながらも楽しんで頂けて良かった。」と話してくれた。また、「実は初心者説明用のポストが結構一押しだった。」ともコメントしてくれた。テレインについては、「ポテンシャルの高いテレイン。今回使わなかったが、スプリント終盤の岩のエリアも良さそう」とのことだった。
トレイルの結果は、1位の12点が計7人。
いよいよ最終日
さて、3日目を終えて、残る競技は最終日のチェイシングロングのみとなった。この日の夜にチェイシングのスタートリストが発表されたが、タイム差が開き過ぎたので、スタート間隔を圧縮したとのこと。従来より集団ができやすい展開が予想される。果たして総合結果の行方は…。
[Writer : Yoshi2]