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2017年1月よりスタートしたオリエンテーリング関連のニュースサイトです。関東を拠点に、手の届く範囲でですが大会記事などをお届けしていきたいと思います。

#143_クラブ対抗スプリントコースプラン結果発表!

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クラブ対抗スプリントコースプラン大会にご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
・コース組み参加クラブ数:14クラブ
・投票参加クラブ数:11クラブ
・投票参加者数:35名

となりました。よく、35名もの方が14コースも読んでくださったと思っています。自分は全コース読み終わるころにはだいぶ疲れていました…。
それでは、投票結果を公開します!
まずは上位について、5位から上位に向けて発表していきます。

※いただいたコメントも紹介していますが、「コメントが絶対に正しい」とは限らないという点はご注意ください。感じ方は人それぞれな部分もありますので。

 

 

 

投票上位コース紹介 

第5位 コースNo1:OLCレオ(原案:愛場庸雅)…25点

・個人投票2票→3点
・クラブ投票 1位1票・2位1票・3位1票→6点(クラブ投票得点3位タイ)
・参加宣言ボーナス+投票ボーナス→15点
・参加宣言1番乗り→1点

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第5位 No1:OLCレオのコース

第5位となったのはOLCレオ。真っ先に事前参加宣言してくれて、気合の入り方もすごかったですね。

ルートチョイスの多彩さに痺れる。難しくてRunning wildでは苦戦した。実走は4.7kmくらいありそうだが、コースが面白かったので投票する。

・いいコースだったが、これでウイニングは出ないと思う…。もう少し短いとよかった。

といったコメントがありました。

 

第3位① コースNo2:サン・スーシ(原案:尾上秀雄)…27点

・クラブ投票 1位1票・2位3票→9点(クラブ投票得点では1位!)
・参加宣言ボーナス+投票ボーナス→15点
・個人投票1票→3点

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第3位① No2:サン・スーシのコース

第3位は同着2クラブあります。最初にご紹介するのはサン・スーシ。原案作成の尾上さんのコースは、これまでのサン・スーシ大会でも評判がいいですね。各クラブ「2番目によかった」とした票が集まっているのが特徴的です。クラブ票では最多得点でした。

・題材が、難しい架空テレインということもあり、なるべくシンプルなコースで、ハイスピードで走り続けられるほうがスプリントとしてよいと思っている。そういう点で、このコースはよかった。

・ウイニングが適切で、ルートチョイスもありレッグ長さにメリハリもあり、過度にトリッキーでない点がよいと思った。

・他の作品が難しいコースが多かったせい、机上で読んでいたせいかもしれないが、もう少し難しくていいかもしれないと思ってしまった。

といったコメントがありました。

 

第3位② コースNo3:入間市OLC(原案:猪俣祐貴)…27点

・個人投票4票→7点(個人投票3位タイ)
・クラブ投票 1位1票・2位1票→5点
・参加宣言ボーナス+投票ボーナス→15点

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第3位② No3:入間市OLCのコース

第3位 2つ目のクラブは入間市OLC。OKリーグも二連覇と、勢いに乗っているクラブですね。人数が多い分、クラブ内の意見をまとめるのも大変だったかもしれないですね。

・面白い!走りたい!前半から集中力が必要かつルートチョイスも面白い!ビジュアルがあるのもスプリントらしくていい。

・面白いコースだったが、さすがにこれで15分は出ないでしょう。実走4.0kmを切ってたらこれに投票してたと思う。

といったコメントがありました。

 

第2位 コースNo11:朱雀OK(原案:築地孝和)…30点

・個人投票4票→7点(個人投票3位タイ)
・クラブ投票 1位1票・2位2票・3位1票→8点(クラブ投票得点で2位!)
・参加宣言ボーナス+投票ボーナス→15点

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第2位 No11:朱雀OKのコース

第2位には朱雀OKがランクイン。個人投票3位、クラブ投票2位と、多くの人の支持を集めました。

・第一印象で選びました。大きく迂回を強いるレッグばかりでないのが良かったです。また、レッグ長のバランスが優れていたと感じます。ショートレッグも好きです。

・「最終レッグのチョイスが難し過ぎる」「コントロール数がもう少しあっても良い」とは感じましたが、「走ってみたい」「トップ選手が走るのを見たい」と思えるコースでした。

とのコメントが寄せられました。

 

さあ、いよいよ優勝作品の登場です!

 

第1位 コースNo13:京葉OLクラブ(原案:平山遼太)…32点

・個人投票6票→11点(個人投票1位!)
・クラブ投票 1位1票・3位3票→6点(クラブ投票得点3位タイ)
・参加宣言ボーナス+投票ボーナス→15点

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第1位 No13:京葉OLクラブのコース

見事、優勝となったのは京葉OLクラブです! おめでとうございます!
他のコースと比べるとレッグ数は少ないのが特徴的なコースですね。個人投票でも1位でした。原案作成の平山さんは、昨年度の関東パークOツアーでも準優勝に輝くなど、スプリントに造詣が深い選手ですね。

・最初のロングレッグのルート発見が難しく、こういうコースを走りたいと思った。

・数は少なめでシンプルだけど、しっかりルートチョイスが必要なコースになっていると思った。

・自分が走るとしたら、コントロール数が少なくてシンプルだけど、ルートチョイスが必要な、こんなコースが好きです。

・単純に一番タフで面白いコースだと思いました。

とのコメントが寄せられました。

 

他の力作コースも紹介

今回、投票と関連するボーナスで得点集計して順位を決めさせていただきましたが、今回投票が少なかったからと言ってそのコースがダメというわけではありませんので、そこはご承知おきください。 どのコースも面白く、1番を選ぶのに迷ったという声が多く届いています。他のコースもすべてご紹介します。

 

コースNo4:浦和高校オリエンテーリング部(原案:山村瑛)…20点(第9位)

実は個人投票で2位でした!
投票にも参加してくれていたら、このコースが総合2位タイになってましたね。(投票参加ハードル高かったですかね…すみません)

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No4:浦和高校オリエンテーリング部のコース

・ルートチョイスが非常に豊富(ほとんどのレッグにあり、一つのレッグにいくつもある)。柵の使用が独創的でセンスがあった。
 ※ただ、レッグ線が見にくいのだけ何とかならないものか…

・いちばん、リアルに走ってみたいと思ったコースだったから。

・秀逸なアピール文

・大胆な人口柵の使い方が良いと思います。

といったコメントがありました。

 

コースNo5:伊勢志摩OLC(原案:早川正真、藤原孝太郎、森創之介)…20点(第9位)

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No5:伊勢志摩OLCのコース

・架空テレインを生かした柵の使い方がうまいと思う。

・もう少しルートが悩める感じでもいいかも。

といったコメントが寄せられました。

 

コースNo6:ソニーOLC(原案:笠原健司)…19点(第11位)

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No6:ソニーOLCのコース

 

・人口柵も効果的に使えていて面白いコースだと思う。ちょっと距離が長かったかな…

というコメントが寄せられました。

ソニーOLCは『天王洲アイル』等の市街地スプリントの開催が有名ですね。原案作成の笠原さんも、凄腕の渉外テクニックをお持ちです。
本企画のテレイン『夢中の公園』には、『天王洲アイル』をモチーフにしたエリアをご用意いたしました。

 

コースNo7:横浜OLクラブ(原案:下山敬史)…22点(第7位)

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No7:横浜OLクラブのコース

・最初に南側エリアを使ったポストの置き方がよかった。

・1→2のルートチョイスに悩まされた。「14」の数字の南東にあるオープン状の道を通れることに気づきにくい。そこを使えるかどうかで100m近く距離が変わりそう。

・他のコースにはない面白いチョイスが多かった。このテレインの特徴をうまく活かした楽しいコース。

といったコメントが寄せられました。

『夢中の公園』の北西部は、横浜OLクラブの『宮ケ瀬湖畔園地』をモチーフにしたゾーンになっています。もっとも、建物を過剰に立体的になったり、植生を大改造したりと原形とどめていない部分もありますが。

 

コースNo8:松塾(原案:松澤俊行)…7点(第13位)

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No8:松塾のコース

原案作成(…というか、最終案も作成)の松澤さんは、コース投稿の際「(この課題テレインは)各エリア特徴が異なり、それぞれ魅力に満ちているので、設定者には『捨てる力』が問われていると感じた」とコメントいただきました。確かに、このテレインで全域を無理に使おうとすると距離が過剰となってしまいます。また、「出品したコースを決勝に使用するとしたら、自分が使用しなかった南東エリアは『予選』や『併設大会』、エクストラやスプリントリレー、ノックアウトスプリントといった『追加練習』にも使えそう」といった想像もしてくれていたようです。松塾で魅力的な練習の場を提供してきた松澤さんならではの着眼点ですね。

 

コースNo9:静岡OLC(原案:heppoko)…22点(第7位)

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No9:静岡OLCのコース

・全体を使っているところ、最初に南側エリアを使いまたポストの置き方がよい

・種目を間違えてませんか?

・閃きが天才のそれ

といったコメントが寄せられました。
(「閃きが天才」ってどういうことだろう…?)

 

コースNo10:つるまいOLC(原案:池田俊彦)…13点(第12位)

実は、クラブ投票で「1位」を2票獲得したのはこのコースだけでした。
(クラブ投票の他の「1位」は9クラブが1票ずつ獲得しました。これも、好みが分かれていることの証ですかね)

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No10:つるまいOLCのコース

・天然のレーンを利用した会場レイアウトに感心しました。レッグの組み方も適当だと思っています。

・レッグ線がごちゃごちゃせず見やすい、応援しやすい

・ルート発見でなくルート選択を迫るレッグが多く、スプリントの醍醐味を味わえそう。

といったコメントが寄せられました。

 

コースNo12:KOLA(原案:大野絢平)…23点(第6位)

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No12:KOLAのコース

・ウイニングが適切で、レッグ長さのメリハリがあって、ルートチョイスもあって、難しすぎるレッグもなく、一番適切なコースと感じた。

というコメントが寄せられました。

 

コースNo14:MTBO Japanチーム(原案:羽鳥和重)…5点(第14位)

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No14:MTBO Japanチームのコース

拡大エリアを作っているところが特徴的ですね。

・他のコースよりインパクトがあった。

・選手権らしく観客も楽しめるようにしているところが良かったです。

・エリア拡大表現は面白いと思います。シニアにもやさしいかと。

・疲れている中での終盤のショートレッグが良い

といったコメントが寄せられました。

 

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最終成績

※個人投票は、1票でも入れば3点。その他に、1位から順に8点、6点、4点、3点、2点、1点の加算としました。

※クラブ投票は、1位が1票入るごとに3点加算、2位は2点、3位は1点としました。

 

それにしても、クラブ投票の1位は本当にばらつきましたね。

 

本企画を振り返ってみて① ~良いコース、は人それぞれ?~ 

さて、今回みなさまから寄せられたコメントや感想を読んでみましたが、個人的には「スプリントのコースの好みって人によって結構ばらつくな…」と感じました。
ばらつくのは当然といえばそれまでなのですが、具体的には、本企画の課題は「スプリント男子選手権」「優勝設定12~15分」「スタート・フィニッシュ位置は自由」…としましたが、中でも「選手権らしさ」というものが人によって思い浮かべるものが様々だと感じました。
スプリント競技は、他のフォレストの競技に比べると歴史が短い、というのもあるかもしれませんが(先日のJOAオンライン講座でもありましたが、WOCのスプリントコースも2005年と今ではえらい違いですね)、「こういうコースがよいコース」というものが(特に幅広い年代の中では)定まりきっていないようにも思えました。(それでも、以前に比べればスプリント競技に対する理解はずいぶん深まってきていますけどね)

演出までも考えたコースを「選手権らしさ」としている方もいらっしゃいますね。

参考までに、公式な文書では、JOA発行の競技規則および関連規則類のガイドライン(付表)には以下のように記載があります。

コントロール 技術的に容易
ルート選択 難しいルート選択で高い集中力を要求
走行タイプ 非常に高速度

とはいえ「難しい」が実際どれくらいの難易度を指すのかは、上記のような背景もあって、人によってばらつくのかなとも思いました。

あと、一般的には(スプリントに限った話ではないですが)「運に左右されない」という点もコースに重要な要素とされていますね。

ちなみに、筆者は「ウイニングに収まりそうか」で振り分けて、そのなかで「ルートチョイスが豊富か」「レッグ長さや方向が単調でないか」「多様な課題を提供できているか」といった観点で選んでみました。聞くところによると、今回コース組みにも参加してくださった松澤俊行さんは「難易度の適切さ」「メリハリ」「形状」「課題の多様さ」「種目コンセプトへの忠実さ」という観点でコースを評価したそうです。 

 

投票してくださった方の中には「採点基準が人によってあいまいで、投票するときにどうすればいいか迷った」という声もいただきました。まさしく筆者も同じように感じた次第でして、みなさまの投票難易度を上げてしまったと思っており、申し訳なくなりました。事前に指標を示すことも考えたのですが「自分の思うよいコースの指標は人にとってもよいコースなのか」という点に自信が持てなくなり、今回は「お楽しみイベント」的な側面もあるので、深く考えすぎず今の形で投票してもらうことにしました。ご了承ください。
いただいたコメントは、「今回投票してくれた人はこんな風に考えていたんだ」ということでスプリント競技に対する資料としても活用いただければと思います。

 

本企画を振り返ってみて② ~お楽しみいただけましたか?~ 

企画全体についても振り返ってみますが、まずは謝辞を。

本企画は14ものクラブからコースを投稿いただきましたが、審査のために全部読むのは大変だったと思います。その中で、早大OBの柴沼さんがRunnning Wildというサイトに14個のコースを登録して、地図読みやルート検討がしやすい環境を整えてくださいました(公式ページでも紹介させていただきました)。大変ありがとうございました。自分自身としても、いろんな人が読んだルートを見て勉強になりました。

また、KOLAの方が自クラブサイトにて、14個のコースを比較しやすいように見やすく並べてくださいました(こちらも、公式ページでも紹介させていただきました)。主催側の配慮が足りないところで企画を盛り上げていただき、感謝しております。

 

もともと、本企画は「コロナ対応でなかなか活動できないクラブが多い中で、クラブ内の親睦を深める機会として活用してほしい」という意図で始めたものです。
筆者は横浜OLクラブに所属している人間ですが、横浜も例にもれずこの春は活動が停滞してしまっていました。そこでクラブ内でコース組みのイベントを開催してみたところ、イベントの内容もさることながら、久しぶりにクラブのメンバーとオリエンテーリングの話ができて盛り上がりました。せっかくだから、これを全国に展開して盛り上がってもらえれば…と思って始めたのが本企画です。
個人向けのコース組みイベントは、日本学連の『加波山麓』や結城さんの『川崎駅スプリント』といったものも既にあったので、自分が対象とすべきは「クラブ」かな、と考え、OKリーグ開催の経験も活かして「クラブ」を対象としたイベントを開くに至りました。クラブに入っていない人からも参加したかった、という声もいただきまして、そのあたりは対応が行き届かず申し訳ありません。あと、個人単位でコースがたくさん送られてきたら処理しきれないだろうな…という運営上の理由もありました(まあ、予選を別に設けるとかやりようはあったのですが)。

あと、コースがたくさん集まると「読むのが大変→投票がしにくい」といった懸念もありましたので、そこをなるべくたくさん読んでもらいたいという思いで、クラブ投票参加時にボーナス10点を加えるルールを付けました。クラブで投票する過程において、スプリント競技に対する理解をクラブ内で深めてもらえればなおよいとも思っていました。ボーナス10点は大きすぎるという気もしましたが、全クラブが投票してくれればみんな10点上乗せされるから問題ないか、と思って気にしませんでした。ただ、コースが多くて投票も難しかったためか、投票に参加できなかったクラブもあったようで、そこはボーナス点下げるとか投票期間伸ばすとかしてもよかったのかなと反省しています。

 

色々と至らない点もありましたが、企画全般としては盛り上がっていただけたようでよかったです。色んなテレインをつなげた仮想テレイン、という設定も反響が大きく「やはりみなさん地図が好きなんだな…」と感じました。『夢中の公園』作図の裏話は機会があったら別に記したいと思います。

コース組み、地図読み、投票、あらゆる形で本企画にご参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

 

まだコースを読んでない方も、よろしければぜひ地図読みに挑戦してみてください。これだけコースがあると、いい練習にもなると思います。

 

◆予告① OKリーグ2020について

世間の動向を見ながらですが、現状では8月もしくは9月からの開催を検討しています。
また、リーグ開催以前に行われた主要大会の成績点(例:霧ヶ峰ミドル)、開催を計画していたが中止にした大会の運営点については、本来の半分以下ですがボーナス点として加えることがあります。
開催する場合、7月中をめどに要項を公開する予定です。

 

◆予告② OK-Infoについて

もともと遅筆だったところに、世間の様子見でいくつか公開を遅らせている大会記事もあり大変大変申し訳ありません。(近々公開していくつもりです)
今後は自分自身あまり多くの大会に参加できなそうなので、記事を募集する形がメインとなる気がするのですが、いまのところ、記事を投稿いただいた場合、取材経費として「JOYのプリペイド」の形でわずかながら(本当にわずかですが)お返ししようかと考えています。今年の1月からさかのぼって適用する予定です。
(その収入源はOKリーグの参加費から賄おうかと…)
このあたりは、別途制度化してあらためてお知らせしたいと思いますので、興味のある方はお知らせいただければ幸いです。

 

 

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