OK-Info

2017年1月よりスタートしたオリエンテーリング関連のニュースサイトです。関東を拠点に、手の届く範囲でですが大会記事などをお届けしていきたいと思います。

#177_読む楽しみ、書く楽しみ。 - オリエンティア Advent Calendar

オリエンテーリングを語る。」をテーマに、オリエンティアがクリスマスまで記事を投稿していく「オリエンティア Advent Calendar」。もはや年末恒例となった同企画は、今年ではや6年目を迎えます。そこで今回は、発起人であるKouhei氏(以下、K)Mt. T氏(以下、M)にOK-Info記者かさねやま(以下、S)がインタビューを行い、企画への思いや印象に残っている記事を語っていただきました。

 

今年の「オリエンティア Advent Calendar」はこちら!

adventar.org

 

Advent Calendarとは?

クリスマスまでの日数をカウントダウンするアドベントカレンダーの風習に習い、12月1日から25日まで1日1記事投稿していくイベントです。Adventarというサイトではオリエンテーリングだけでなく、様々なテーマのAdvent Calendarが企画されています。

 

〇「読む」楽しみ

―そもそも「オリエンティア Advent Calendar」を始めたきっかけを教えてください。

K「大学の先輩がとあるAdvent Calendarを企画されていたのですが、まずそれが面白かったことと、そして1つのテーマを多面的に語っていく趣旨がオリエンテーリングにも通ずるのではないか、と思ったことがきっかけでした。」

M「それで僕はその概要だけ聞かされ、どんな企画になるのかイメージを持ちきれないまま執筆者の募集に奔走していました笑 けれども皆さんから本当に面白い記事を寄稿いただき、想定を超えた反響で嬉しかったことを覚えています。」

K「執筆者と読者の皆さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。皆さんの記事を読むことが純粋に楽しみですし、企画を続けるモチベーションにもなっています。それと、もともと所属していた部活の部誌もルーツの一つかもしれません。」

M「部誌には大会にはそこまで顔を出さない人も含め、部員が思い思いに投稿していました。そういう裾野の広さみたいなものがオリエンテーリング界全体にもあればいいな、と思っています。」

 

―これまでのAdvent Calendarではどんな記事が印象に残っていますか。

M「稲毛日菜子さんの記事は印象的でした。オリエンテーリングの女王として名を馳せる彼女ですが、オリエンテーリング以外のアクティビティに対してもフットワークがとても軽いんですよね。普段親しくしている人や会場でよく見かける人の新しい一面が記事を通して見えてくる、これはAdvent Calendarの魅力の一つだと思います。」

orien-advent.hatenablog.com

 

K「東大OLKの追いコン練の記事はよく覚えています。年始早々に行われる謎の練習会にカルチャーショックを受けました。これもある意味でオリエンテーリングの新しい一面を知ったといえます。また、この記事に触発されたのか、旧図を使った練習会や大会がちょっとしたブームになったところも含めて印象深いです。」

kslejnnvrsn.hatenablog.com

 

M「あとは鈴木篤さんの記事も印象に残っています。僕はオリエンテーリングだけでなくて、アウトドアの遊びで繋がっていればいつでもオリエンテーリングに帰ってこられると考えています。そのうえで鈴木さんの記事はオリエンティアの持つ可能性と想像をはるかに超えた外の世界を拓き、アウトドアから離れるのを留めてくれるようでした。」

orien-advent.hatenablog.com

 

―ちなみに私はなりさわさんの記事が好きです。イラストが可愛く、短い記事ながら本音が詰まっているようで驚きました。

orien-advent.hatenablog.com

 

K「執筆者の気持ちが込められた記事は惹かれます。当初は無くなってしまったO-News*1オリエンテーリングマガジン*2といったメディアの代わりに、執筆者と読者が集まる場を作れればと思っていました。真面目な内容が多くなるかと想像していたのですが、個人的なエピソードを含め多種多様な記事が寄せられたのは良い意味で予想外でした。」

M「一口にオリエンテーリングが好きといっても、コミュニティによってカルチャーが異なります。Advent Calendarを通じてそのカルチャーを超えた新しい視点や繋がりが生まれるのも面白いです。熱い語りがまた別の語りを生み出していくので、文章で発信することは大事だと思います。」

K「毎年25記事、今では通算100記事を超えていますので、それぞれに響いた記事があるのではないでしょうか。皆さんの印象に残った記事も知りたいですね。」

 

〇「書く」楽しみ

―Mさんは普段から様々な発信をするタイプですよね。

M「ブログや書評を書いていると、そこで初めて自分はこんなことを考えていたんだと気が付くことが多いです。自分を改めて知ることができます。あとは備忘録的な意味も大きいですね。書き残しておくとそれだけ振り返る楽しみが生まれていきます。書くという行為には積み重ねていく面白さがあると思います。」

―過去のAdvent Calendarを改めて読むと、当時の空気感が閉じ込められているようです。色々なことが思い起こされます。

K「その人がその時にしか書けない文章があると思います。例えば、目標としてきた全日本やインカレ、準備してきた大会運営が終わった後は、以前と心持ちが変わっているはずです。その機微が記事にも反映されているのかと思っています。」

M「先にも言いましたが大会に参加しなくなっても、オリエンテーリングのコミュニティに残りたくなるような裾野の広さも大事だなと思っていて。書くこと自体を楽しんでもらうだけでなく、記事を通じて自分なりのオリエンテーリング界との関わりを見つけてもらえれば嬉しいなと思います。」

K「自分の思いを綴ったり、取り組みを発信したりすることはきっかけがないと難しいものですが、年末でもあるのでAdvent Calendarは1年を振り返る良い機会と思っていただけたら嬉しいです。」

 

〇今年も「オリエンティア Advent Calendar」やります!

K「というわけで最後に宣伝させてください。今年も「オリエンティア Advent Calendar」やります! 執筆者の募集は締め切りましたが、ぜひお読みいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!」

 

――オリエンテーリングを語ろう。――

オリエンティア Advent Calendar 2021

2021年12月1日(水)~12月25日(土)

adventar.org

 

〇ちなみにOK-infoは記者を募集中です!!大会のレポート、企画、なんでも持ち込みお願いします!!

 

 

 [Writer : かさねやま]

 

 

 

*1:※2014年に終了した、オリエンテーリングのニュースサイト

*2:※2016年に終刊した、オリエンテーリングミニコミ