2月3日、神奈川県横浜市金沢区の『八景島2020如月』を舞台に「関東パークOツアー2019inワンダラーズ八景島大会」が開催され、Lクラスは谷川友太(OLCルーパー)が制した。
八景島は横浜市金沢区にある人工島であり、水族館や遊園地を始めとする複合型海洋レジャー施設:八景島シーパラダイス(通称シーパラ)が有名である。関東の方ならシーパラに足を運んだことがある者も多いだろう。そんな八景島を舞台としたテレインが20年ぶりにリメイクされるとあってか、関東はもとより遠方からも多くの参加者が集まった。ちなみに、大会責任者の茅野耕治によれば、運営を担当したワンダラーズのメンバーは朝6時から準備をしていたそうだが、八景島は9時からしか入れないということをすっかり見逃していたそうで、9時になってから怒涛の準備が行われたそうである。トップスタートが11時だったのでかなり綱渡りの状況と言えそうだが、筆者が会場に到着したときにそんなドタバタ感を感じさせなかったのはさすがのベテラン運営といったところか。
テレインとしての八景島は中央部が高くなっており、ふもとに水族館や遊園地が立ち並ぶ。広いテレインではないが、ふもとの見通しはよく、それゆえに見えやすい近接コントロールにうっかりつられてミスをしたり失格となったりする参加者も目立った。メリーゴーランドのような円形の建物も多く、その周囲では方向感覚を失う参加者も見られた。簡単そうに見えるが、決して油断はできない。近接コントロールに惑わされずにしっかりとチェックポイントを定めて進む、オリエンテーリングの基本も問われるようなコースであった。
メリーゴーランドやジェットコースターの合間を抜けて走るコースは、普段のパークOとはまた違ったわくわく感も提供してくれたという点は特筆しておきたい。
2本目のコースであるExtraコースも用意された。ワンダラーズのExtraコースはいきなり市街地テレインが現れたり、コントロール円の中心以外が地図に印刷されない合宿メニュー風だったりと、ただのパークOではないということでこれまでも話題を呼んできた。今年は割と普通のコースだ…と思いきや、最後の最後に会場~スタート地区の長い誘導を逆走させるマラソンレッグが待っていた。天気も良い中で綺麗な風景を楽しめるレッグであったが、Extraコースの締めのマラソンレッグということで参加者はどうやら風景を楽しんでいる余裕は無かったようである。
レース後はシーパラに足を運ぶこともでき、八景島を満喫できる楽しい一日となった。
▼公式webサイト
http://kanto.me/tt2012/2020hakkeijimarisuto.html
▼成績速報(Lap Center)
https://mulka2.com/lapcenter/index.jsp?event=5811
[Writer:yi+]